たかがトランプされどトランプ!
1.SPT(サブ・パーソナリティトランプ)の特長
1)SPTは内面にあるそれぞれのSPをイラスト化したものである。よって自分にピッタリするSPTを選ぶことによって内面を可視化できる。これは幼児や小学生低学年用に開発したSPカードでも彼らの年代でも自分の心の中を表し言語化することを可能性にしている。
2)SPTメソッドは自分のSPを客観視するセルフと
SPをマネジメントする意志の働きである主体的側面とSPやその根底にある欲求などの客体的側面の両面からアプローチすることによって個(主体)の確立の方法をわかりやすくしている。
3)52のSPを持っている(パーソナルSP)か持っていないか2つにわけ、次いで持っているSPでも仕事や職場そして学校で出てくるSPを10枚に絞りこみ(ワーキングSP)そしてそれらを机の上に自分の内面にピッタリするように配置することによって心の中のSPとそれぞれのSPの関係を可視化できる。そしてハート、ダイヤ、クラブ、スペードの何のマークが多かったか、そして各マークは1~13の高い数字が多かったか低い数字が多かったかで自分の自己イメージや行動特性を知ることができる。
4)何のマークが多いかによってその人の内面の根底にある強い傾向にある欲求を知ることができる。強い傾向にある欲求はそのひとの自動思考(非意志的思考)や感情に大きく影響を与えている。
2.SPTメソッドと理論背景
SPTメソッドは自己を理解しコントロールする主体的側面と、理解されコントロールされる客体的側面の2つの側面からアプローチすることにより主体を意識し個の確立を図る考え方であり方法である。
トランプ用語でいうところの自分の「手(持ち)札」を知り「カードを切る(切らない)」力と、合わせて必要な「手(持ち)札」を増やすことである。
3.SPTメソッドの応用分野
SPTメソッドは現在の社会人や企業人が抱えている課題(人間関係、コミュニケーション、主体性の確立、コーチング、リーダーシップ、チーム・マネジメント、各種ハラスメント、感情のマネジメント、メンタルヘルス、エンパワーメント、レジリエンス、キャリア開発、またスポーツ選手のメンタルトレーニングの研修プログラム)に導入されている。
SPトランプはイタリアの精神科医であったロベルト・アサジョーリの統合心理学とデービットメリルとロジャーリードのソーシャル・スタイル(社会的行動特性)をベースに開発したが、活用方法は古今東西の各種心理学や脳科学等の理論を参考に総合的に展開している。
4.主な参考理論
主な参考理論は次の通りです。
ロベルト・アサジョーリ「統合心理学」
ネルソン&ナレンズ「メタ認知」
ケン・ウイルバー「意識のスペクトラム」
ロベルト・アサジョーリ「統合心理学」
ロイバウマイスター「Will Power(意志力)」
ジークムント・フロイト「精神分析」
カール・グスタフ・ユング「ユング心理学」
ハインツ・ハルトマン「自我心理学」
べラック「自我心理学」
ウイリアムス・ジェームス「主我と客我」
ゴードン・オールポート「人格心理学」
ロベルト・アサジョーリ「統合心理学」
テービー・ケーラー「ドライバー」
アルフレッド・アドラー「アドラー心理学」
デービットメリル&ロジャーリード「ソーシャルスタイル」
アブハム・マズローー「欲求段階説」
ヘンリー・マレー「欲求リスト」
カール・ロジャース「PCA:パーソン・センタード・アプロ―チ」
森田正馬「森田療法」」
アルバート・エリス「論理療法」
アーロン・ベック「認知療法」
感情に関する研究
ベルギー・ルーヴェン大学のフィリップ・ヴァーダイン教授とサスキア・ラブリセン教授の研究、身体の反応部分はフィンランド・アールト大学の生物医学チームの研究
SPTメソッドは、まさに日本生まれで海外でも展開している、唯一無二(One&Only)の教育的、自己成長的メソッドです。
*療法の分野では森田療法は日本で生まれた治療法です。
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