横浜の日産スタジアム(横浜国際競技場)から、直線距離で1Kmもないところに、中世のお城跡が残っています。
横浜国際競技場から望む小机城址市民の森
「小机城」というお城で、現在は「小机城址市民の森」として整備されています。
小机城は、2017年に「続日本100名城」に選出されています。
小机城は、15世紀前半に関東管領上杉氏によって築城されたとされていますが、正確な築城年代や築城者は分かっていません。
1478年の長尾景春の乱の際に、太田道灌に攻められ、2か月持ち堪えたのち落城したそうです。
その後、北条氏によって修復されましたが、徳川氏の江戸入府により廃城となったそうです。
JR横浜線の小机駅から徒歩で向かいます。
踏切を右手に曲がり、線路を背に進みます。
100mほど進むと、案内があるところを左に向かいます
曲がってすぐに、こんもりとした森が見えてきます
途中の案内板
住宅街のなかを進み、案内に沿って右に曲がると突き当りに上り坂があります
竹林の脇を進みます
入場前最後の登り
入口にあたる「根古谷広場」
根古谷広場の看板
看板に『清掃、草刈、間伐などの管理作業は、地元の方々でつくるられた「市民の森愛護会」が行っています』と記載があります。
この後順次紹介しますが、とてもよく整備、清掃されている森と感じました。
根古谷広場から竹林の中の坂を登っていきます
下草がきれいにされている竹林
大きな空堀が見えてきます
中央の橋のように見えるところが本丸跡への入り口です
本丸跡への入り口手前からの空堀の様子
本丸入口
本丸広場
ここで少年野球ができるように周囲にネットが張られていました
小机城址の石碑
現在本丸跡といわれている広場も、当時の本丸だったかはわからないそうです
本丸北側から
本丸にあった小机城の想定図
点線の部分に第三京浜という自動車道があります。
本丸から櫓跡に向かいます
これが櫓跡
反対側も空堀が見事
細い尾根に入って進むと、先ほど見えていた櫓跡に到着
櫓跡の周囲も空堀です
空堀の向こう側には、今は遊歩道になっている土塁も見えます
櫓跡は、本丸跡と二の丸跡の中間の空堀に浮かぶ、南北に長い島のようになっている北側にありますが、
南側の先端にも行ってみました
下の空堀のなかに遊歩道が見えます。
あとで行ってみます。
北側の最先端
二の丸に向かう道に戻り、土塁を乗り越えます
別の角度から見る櫓跡
二の丸にある櫓台
櫓台
展望はあまりありません
二の丸
二の丸広場にはベンチなどもあります
二の丸から先ほど見えていた空堀の遊歩道に向かいます
先に遊歩道が見えてきました
結構な高度差です
空堀の遊歩道
正面が櫓跡の曲輪。右が本丸への道、左が二の丸への道
空堀の遊歩道から二の丸を見上げると結構な斜面
また二の丸手前に戻ってきました
二の丸の東側には井楼跡があります
二の丸から南側に向かいます
本丸南の空堀
本丸の南の土塁の上に祠がありました
竹の間から見える空堀
最初に登ってきた根古谷広場への分岐が見えてきました
根古谷広場には向かわず、本丸への分岐も曲がらず直進すると、第三京浜方面に進みます
第三京浜を降ります
第三京浜脇の急階段を降りて下城です
帰りは小机駅まで歩きますが、日産スタジアム(横浜国際競技場)が目の前に見えて壮観でした