学生の時によく読んでた銀色夏生さんの本。
当時自分の気持ちを、言葉にするというのが苦手だった。ただ漠然とモヤモヤしてた時に、この本と出会い衝撃をうけた。
詩からその場面を想像しながら、作者のストレートな気持ちを読むと共感できることが沢山ある。気持ちが文章にされてる。
それが衝撃的に。
今もたま~にふと、詩の一部分を思い出すことがある。最近思い出した詩です。
距離感」
近づいて近づいて
ずっと近づいて
君へ
触れるほど近く
そして
そのくせ
どこよりも遠い
へだたりがあるように
尊敬の気持ちで
近ければ近いほど
遠いところへいる人のように
接することが大切で
遠い人ほど
他人ほど
一瞬だけ出会う人ほど
親しげに
心をひらく