現在、フロリダ大学(University of Florida)薬学部に所属するトーマス・P・バリス氏ら研究チームは、運動せずに、運動と同じ効果をもたらす「運動模倣薬」の開発に取り組んでいます。
(中略)私たちが理想とする健康状態は、「適度に食べ、適度に運動する」ことで得られるものですが、運動模倣薬は、運動せずに脂肪燃焼と体力づくりができる夢のような薬なのです。
そして最近、バリス氏ら研究チームは、彼らが開発した新しい運動模倣薬がマウス実験で良い成果を収めたことを報告しました。
(中略)
この薬は、筋肉、心臓、脳などの重要な代謝に関係する体内のタンパク質グループ「エストロゲン関連受容体(ERR)」を標的にします。
(中略)
またそのメカニズムについて、「マウスをこの薬で治療すると、全身の代謝が脂肪酸を使うようになります。これは人間が絶食したり運動したりしている状態と非常によく似ています」と付け加えました。
新しい運動模倣薬は、マウスにおいて、投与するだけで運動効果である心筋や身体機能の強化と脂肪の燃焼をもたらすのです。
(感想)
記事では、
「単なる自堕落な薬と感じる人もいるかもしれませんが、こうした薬は、運動したくてもできない寝たきりの高齢者たちを救う可能性があります。」
と書いてありました。
逆に、それ以外の人が
安易に使用できてしまう薬にはならないで欲しいなぁ
薬=副作用もある
「今のところ重篤な副作用は見つかっていない」
とのことですが、副作用が全くないということは
薬なのでないのだと想像します。
代謝に作用する
これは、怖いことにも思えます。
やはり
楽して儲けよう!
楽して痩せよう!
楽して健康になろう!
と基本をすっ飛ばして、
「楽して」
に惹かれ過ぎてしまうのは怖いなぁ