1年たったけど
とんでもない状況がまだ続いている
人類の医学はもっと優れていて
日本の政府はもっとまともだと思っていたが
いたって脆弱だったのだと知りました
人間は、あとどのくらい地球に居られるんだろうか
1年たったけど
とんでもない状況がまだ続いている
人類の医学はもっと優れていて
日本の政府はもっとまともだと思っていたが
いたって脆弱だったのだと知りました
人間は、あとどのくらい地球に居られるんだろうか
チグリスとユーフラテス 新井素子
二十八光年の希望 辻仁成
平成関東大震災 福井晴敏
使命と魂のリミット 東野圭吾
水の時計 初野晴
翳りゆく夏 赤井三尋
すべて真夜中の恋人たち 川上未映子
ふくわらい 西加奈子
奴隷から、売りに出されて乞食になったソービー。
買主は主人ではなく「とうちゃん」と呼ばせ、乞食をしながら彼に教育を施す。
とうちゃんこと宇宙軍X部隊バスリム大佐の手筈で、自由商人の宇宙船シス号で
宇宙の旅に出るソービー。
シス号でも高い教育によって能力を高め、やがて宇宙軍に入隊する。
身元が判明し、地球「テラ」へ帰還。
自分が大財閥の当主を継ぐ立場であることを知るが、確執に翻弄される。
自分の財閥が、奴隷売買に関与していると確信。
撲滅を決意し新たな旅への誓いをたてるソービー。
1950年代に書かれたSFであるが、人間の築く文明社会の理想的秩序を
模索しつつ、必ず蔓延する明と暗を、今の時代では倫理的に表現できない
言葉でリアルに描いていると感じた。
地球へ帰還するまでは面白かったが、その後は分かりづらかった。
古いためか、訳に違和感を感じた。
村上春樹さんが訳してくれたら面白いかも。
この作者の作品は初めて読む。
主人公は編集者、鳴木戸定。
感情や振る舞いが、少し偏った性質の毅然とした女性。
子供の頃、紀行作家の父親とともに世界を旅し、
死んだ父の肉を、その地の葬送の儀式で食べた経験を持つ。
グロテスクな顔のプロレスラー、守口廃尊(バイソン)。
一方的に定に言い寄る盲目の青年、武智次郎。
文章のリズムや展開のスピード、しつこくない比喩など、
集中して読破できた。