涙のテディーボーイ

あ~~あ こんなに~

誕生日に

2021年06月03日 | 読書

 

1年たったけど

とんでもない状況がまだ続いている

人類の医学はもっと優れていて

日本の政府はもっとまともだと思っていたが

いたって脆弱だったのだと知りました

 

人間は、あとどのくらい地球に居られるんだろうか

 


読書メモ

2019年06月06日 | 読書

チグリスとユーフラテス 新井素子

二十八光年の希望 辻仁成

平成関東大震災 福井晴敏

使命と魂のリミット 東野圭吾

水の時計 初野晴

翳りゆく夏 赤井三尋

すべて真夜中の恋人たち 川上未映子

ふくわらい 西加奈子

 


銀河市民 ロバート・A・ハイライン 野田昌宏訳 ★★★★☆

2018年12月05日 | 読書

 

奴隷から、売りに出されて乞食になったソービー。

買主は主人ではなく「とうちゃん」と呼ばせ、乞食をしながら彼に教育を施す。

とうちゃんこと宇宙軍X部隊バスリム大佐の手筈で、自由商人の宇宙船シス号で

宇宙の旅に出るソービー。

シス号でも高い教育によって能力を高め、やがて宇宙軍に入隊する。

身元が判明し、地球「テラ」へ帰還。

自分が大財閥の当主を継ぐ立場であることを知るが、確執に翻弄される。

自分の財閥が、奴隷売買に関与していると確信。

撲滅を決意し新たな旅への誓いをたてるソービー。

 

1950年代に書かれたSFであるが、人間の築く文明社会の理想的秩序を

模索しつつ、必ず蔓延する明と暗を、今の時代では倫理的に表現できない

言葉でリアルに描いていると感じた。

 

地球へ帰還するまでは面白かったが、その後は分かりづらかった。

古いためか、訳に違和感を感じた。

村上春樹さんが訳してくれたら面白いかも。

 

 


ふくわらい 西 加奈子 ★★★★☆

2018年10月17日 | 読書

 

この作者の作品は初めて読む。

主人公は編集者、鳴木戸定。

感情や振る舞いが、少し偏った性質の毅然とした女性。

子供の頃、紀行作家の父親とともに世界を旅し、

死んだ父の肉を、その地の葬送の儀式で食べた経験を持つ。

グロテスクな顔のプロレスラー、守口廃尊(バイソン)。

一方的に定に言い寄る盲目の青年、武智次郎。

 

文章のリズムや展開のスピード、しつこくない比喩など、

集中して読破できた。