ニート生活を送ってきた26歳のマ男(小池徹平)は、母親(朝加真由美)を事故で亡くしたことで一念発起。
情報処理の資格を取得する。
しかし試験に落ち続け、最終的にパスしたのが、ある小さなIT企業だった。
そこで働くメンバーは、責任感ゼロのリーダー(品川祐)、お調子者のリーダーの腰巾着(池田鉄洋)、挙動不審なPCオタク(中村靖日)など、超クセ者揃い。
おまけに初出社日から毎日サービス残業をさせられ、徹夜の連続という、ありえない仕事場だった。
(goo映画さんより)
2009年11月21日 公開
原作 黒井勇人
監督 佐藤祐市
脚本 いずみ吉紘
深夜放送を録画して視聴
自己満足度 5点満点で2点
アレレ、なに?結局、この主人公って最終的には頑張っちゃうんだ~。
と、いうことは、なんですか、こんな労働基準法を全く無視したような企業で人間扱いされないような労働時間を強いられつつ、本人は限界とか言いつつも、そこはチームワークで乗り越えちゃう、ってこと?
な~んか釈然としない終わり方だったね。
いやね、こんなこと言うのも、アタシも20代の頃に勤めてた仕事で、1日の就労時間も長いし休みは1か月に1度あればいいほう、みたいなトンデモ会社だったために、最後は精神的に飛んじゃって、結局それで引きこもりになって数年間働けなかったっつー悲惨な過去があるもんでね。
こーゆー状況ってね、人間って休みも無く長時間の労働を毎日繰り返してると疲れ果てて疲労困憊になるんだけど。
そしたら今度は逆にあるとこまで来るとアドレナリンが出っ放しになっていわゆる"ランナーズハイ"みたいな精神状態になるんだよね。
なんか、逆に働いていないと倒れそ~というか・・・。
ところがやっぱり人間のカラダって限界あるよね。
ある時、突然にカラダもココロも1ミリも動けなくなるくらいの焦燥がやってくるんだわ。
この主人公、マ男もそうだったはずなんだけど、それをなんでか振り切って、またこの過酷な職場で奮起することになっちゃってる!
なんだか思ってたのとちゃうわ。
ワキガって、ご本人には悪いけどほっんと耐えられない臭いだよね。
田中圭演じる優秀な社員・木村の登場でリーダー(品川祐)の態度も変わったりしたんだけど、根本的な改革には至らずに、結局この会社はデスマが頻繁に続くブラック会社ってことで。
ITって言うと聞こえはいいけど、高速バスの下請けしてるバス会社と変わらないような大変さね。