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J2菖蒲谷レースレポート

2014-04-13 | レースレポート


©taku sumitomo

J2菖蒲谷レースレポート
期日:2014年4月13日 会場:兵庫県龍野市菖蒲谷森林公園
天候:曇り 気温 18度 コース状況:ドライ 距離:4.3km×6周

機材  
バイク:SCOTT/SCALE RC700    メインコンポーネント:SHIMANO/XTR   ホイール:シンクロスXRカーボン 
サスペンション:FOX RACING SHOX /(F)32FLOAT 100mm CTD Rimorte 1.5"taper 15QR (60psl) コンプレッション+4 (体重62kg) 
ハンドル&ステム&シートポスト&サドルステム:SYNCROS/XR Carbon
タイヤ:IRC/Mythosxc
ヘルメット:SCOTT/ Vanish EVO /WHITE Yellow RC
サングラス:OAKLEY /RACINGJACET,30year Sports Special Editionレンズ/SLATE)
シューズ:Shimano/SH-XC90 CUSTOM
チェーンオイル: Finish line/Wet Lube & Wax Lube 
サプリメント:Grico/Powerproduction (レース前:BCAA顆粒/エキストラブースター、エキストラオキシアップ、(レース中:ワンセコンドBCAA ワンセコンドライチ&BCAA(レース後:エキストラアミノアッシド /PROSPECグルタミン/ゴールデンタイムプロテイン


順位 8位 時間1:38:54 (+6:19)

先週に引き続き、国内セカンドクラスに値する開催になるJ2菖蒲谷大会。Jシリーズ開幕までのコンディションを知るには好都合と言う事もあり、フルメンバーに近い参戦がある。そして、気候は西へと大きく移動したのにも関わらず、信州の気温とさほど変わらず寒かったが、走り出すと予想外に汗が出やすく水分補給にも気を配らなければならない。そんな今回のコースは、兵庫県の岡山に近い場所である為、2日前より現地へと移動し調整した。地元の勇士のお陰もあり、コースの評判はとても良く、パワーで走ると大きくスピードが加速し、MTBの要素を存分に取り揃えた楽しめるコースでもある。しかしながら、注意も必要で調子に乗りすぎるとコースアウトや怪我のリスクも出てくるコースで、体力だけでは無くバイクコントロールがどれだけ出来るかを試されるコースでもある。そんな様子に付け加え、運悪くも前日の試走中に背中の筋肉に変な張りを作ってしまい、夜には硬直する程の痛みを感じる程になってしまった。幸いにも最善を尽くす努力を強いられたが、走る事には支障が無い程に回復しレースを迎える事が出来た。

会場入りからスタートまでの時間は過密したスケジュールで行われる。リラックス(精神を落ち着かせる事)とバイクの事前準備(タイヤ圧、チェーンオイル、変速等)気温によってのマッサージオイルやウォームアップの為のローラーセット。J2にも関わらず、ライバルの選手達はスタッフとチームで連携をはかり、少しでもレースに集中出来るようにブース内では行われている。以前はそんな恵まれた環境下を知っているからこそ、現在は全てを自分一人でやる事で、段取りの悪さが出てしまい、慌ただしく今一歩集中出来ていない。メカニックやスタッフがいないだけでこれだけの違いが出る事に苛立を感じつつ、逆に自分がその状況下でどれだけ出来るかに切り替えスタートを迎えていた。
前列からのスタートにより、混雑の問題無く登りを進む。悪くないリズムでペースを維持し、ベストポジションの位置取りで6番手位でシングルとジープロードを繰り返すコースを進む。前を行くライダーが隙間を見せよう物なら、チャンスを伺いながらパス。逆に隙を付かれる時もあり、順位を入れ替えながらスピードは上がってゆく。ハードに走る反面、消化能力が低下していたのか?吐きそうな時もあれば、胃が重く怠く感じる時もあり、体調は思わしく動いてくれない。またギアも思いっきり進める事が出来ずに苦戦しながら3周目が過ぎていた。順位は10位前後で落ち着き、次第にギアを上げ、グングンと踏み込み加速してゆく体の反応を伺いながらその時を待ち構える。細かく分散した登りで少し上げては、下げてみて思いっ切り行けるはずの体がどうも上手く連動しない。しかし、フロントサスのリモート導入により、適材適所の路面をCTDレバーでコントロール出来る事で素早く対応させ、シングルトラックの中ではウハウハに雄叫びを上げる勢い。テンションは少しずつ上がって行く。折り返すコーナー、入り組んだコーナーで折り返す前方の選手。どれだけの差があり、ミス無く追いつけるかが鍵となり、アスファルトのフィードエリアから、激登りが続く登り区間は、選手を苦しめ如何に早くクリアして解放されるかが試される。痙攣が起きそうにない所やリカバリー体制を最小限に抑える事が出来ず、節々にダメージがやって来る。ラスト2周になる頃には、ポジション争いが固定され未だ10位から向け出せずにいた。一時はペースが極端に落ちて、パワタップのメーターも表示が20%ほど落ちる。それからすれば残りのわずかな時間が、体の反応が良くなりいつもらしさを取り戻す。寒いと言う願念から水分補給を怠り筋肉に負担が来ている現状を打破し、タイミングを見計らいながら取るワンセコンドが、鐘が鳴ってからの半周までには8位まで進み前方の差を縮める事に自分らしさを感じ、レースを終えた。
国内最高峰の開幕戦まで残す所、3週間と充分に修正出来る時間は取る事が出来る。良かった事をより良く、出来なかった事は開幕戦までにしっかりと調整して頑張りたい。次戦5月4日の滋賀県朽木で、盛り上げて多いに笑えるように会場での応援もお願いします。 

TEAM SCOTT 松本駿


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J2緑山レースレポート

2014-04-06 | レースレポート

J2緑山レースレポート
期日:2014年4月6日 会場:神奈川県緑山MTB特設会場
天候:曇りのち雨 気温 10度 コース状況:泥 距離:2.3km×6/11

機材  バイク:SCOTT/SCALE RC700 メインコンポーネント:SHIMANO/XTR ホイール:シンクロスXRカーボン

ハンドル&ステム&シートポスト&サドルステム:SYNCROS/XR

サスペンション:FOX RACING SHOX /(F)32FLOAT 100mm CTD ADJ 1.5"taper 15QR (65psl) コンプレッション+4 (体重61kg) 

:SCOTT/ Vanish2014 /WHITE Yellow
サングラス:OAKLEY /RACINGJACET,レンズ/+Red )

シューズ:Shimano/SH-XC90
チェーンオイル: Finish line/Wet Lube & Wax Lube 
サプリメント:Grico/Powerproduction (レース前:BCAA顆粒/エキストラブースター、エキストラオキシアップ、(レース中:ワンセコンドBCAA ワンセコンドライチ&BCAA(レース後:エキストラアミノアッシド /PROSPECグルタミン/ゴールデンタイムプロテイン

順位7位 

国内MTBレースのシリーズ戦が始まる一か月前の仕上がり確認するべく、ランク2となる大会のJ2大会緑山大会が行われた。高額なエントリー費と開幕戦のスタートポジションにはポイントが反映されないという事に疑問を抱きつつ、参加が懸念される大会だった。がしかし、都内からのアクセスが良いという立地条件?だったからこそ、参加者と会場の駐車場も普段見そうにない、街で見かける服装で装う応援で駆けつけた人が多く見受けられ、会場は賑わいを見せている。また、コースは例年とほぼ同じだが、ラインが若干変更され加速をしやすくなっていた。それでも、1周2.3kmの短いコースの中に連続したコーナーとパッシングポイントが少ない為に、XCとは違った要素を求められる。天候も晴れ間も覗く程であったが、スタート時間になる頃には気温が低くなり、雨が降り出していた。
スタートコールが完了し、最前列からこれから突入して行く直線を見つめ集中力を高める。カウントもあっという間に15秒となり、泥の中へとバイクを進ませていた。全体の勢いは遅く、スムーズに焦らず無難なポジションで位置取りで進めてゆく。焦りと強引な力で、無駄に力が入っているライダーが多く見える中、リズムを崩されることだけはさける為の声がけと、周囲のスピードに合わせ呼吸を整える冷静な自分。既に雨もだいぶ降り出し、森の中も泥で滑り始めていた。2周目を終える頃にはシングルトラックの中は暗闇にいきなり変化し、頭に記憶した感覚だけでラインをなぞり無駄に意識する事はさけてクリアする。カメラのフラッシュを浴びようが、泥でバイクが滑ろうが、スムーズにクリア出来なくなろうが!それは全くという程関係無かった。3周目から4周目にかけては、さらに天候は悪化し雷が鳴り始める。既にこの頃には自分のペースで先頭モードに突入し、歯止めが利かない。スタートエリアでの周回カウントを確認し、ペダルを踏み込む。息荒くしてのトラクションコントロールと滑りながらの体重移動は、アイスバーンでのコントロールと同じ様に重力に逆らわず、自然との戦いを楽しんでしまっている自分がさらに集中力を高めた。周囲のペースをよそに抜き始めた自分はバイクのハンドル、サドル、シューズから伝わる振動と引き換えに、自らの持てる力をバイクに無駄無く伝わっている一体感をいつになく感じていた。常に変わる路面コンディションは、過去の味わったレースの中でも序の口。暴風警報と台風が接近しているのにも関わらず開催した仙台泉、島根三瓶山、瀬女よりも全く優しいコースレベル。ましてや、一瞬の氷が降ったり、雷が鳴った何て菅平のレースに比べれば、命の危険性何て全く感じない。寒さで手がかじかむが、ブレーキコントロールを意識させ、減速させる事無く好都合だった。雷の音は大きく響き、雨も強くなるが細かく入り組むコースレイアウトには応援してくれるカメラマンと見て楽しむ観客、教え子である子供達の声援が後押ししてくれた。同じ路面で走る事の無いコースの泥、コーナーの木の根、バンク。タイヤがグリップする度合いが良くなったり、悪かったりと急変する事が楽しめてくる。

スタートゴールエリアに再び戻ると、展開が突然変わった。周回数はラスト一周、鐘が鳴り響かせられてしまった!天候による変更。オーガナイザーによる決定権には従うしかないからしょうがない。申込をした時点での承諾に従うしかないのだから。それでも、前半より積極的にレースを攻める事が出来なかった自分に叫んでしまっているが、レースは終わってしまう。自分のラインを追いかけつつも、木の陰から見える前方ライダーに近づく努力とチャンスに諦めず、一つだけ順位を上げる事に成功し、レースを終えた。

レース終了時には不快感はあったものの、今の実力は7位である事。これをしっかり受け止め、今日出来なかった事を修正したいと思う。さらにすぐ来週も兵庫県でJ2菖蒲谷が開催される。メインのJ1開幕戦は、GWに始まる。手応えがあっただけに、次に結果を繋げて行きます。
 



TEAM SCOTT 松本駿

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キプロスサンシャインカップ#2レースレポート

2014-03-10 | レースレポート

キプロスサンシャインカップレポート2014
期日:2014年3月9日 会場:キプロス ラルナカ
天候:晴れ 気温25度 コース状況:セミドライ 距離:6km×Startloop+6周
機材  バイク:SCOTT/SCALE メインコンポーネント:SHIMANO/XTR ホイール:シンクロスXRカーボン ヘルメット:SCOTT/ Vanish2014 /WHITE Yellow
サングラス:OAKLEY /RADER-ROCK ,Crear)

シューズ:Shimano/SH-M315E,CustomFit
チェーンオイル: Finish line/SelamicWet Lube
サプリメント:Grico/Powerproduction (レース前:BCAA顆粒/エキストラブースター、エキストラオキシアップ、(レース中:ワンセコンドBCAA ワンセコンドライチ&BCAA(レース後:エキストラアミノアッシド /PROSPECグルタミン/ゴールデンタイムプロテイン

順位67位 -1lap

キプロス最後の締めとなるXCレース。前回の4ステージのステッブアップを感じてきているので、内容的にレースらしく走れたという満足感を得る事が課題だった。そして、小さな島国のために天気は変わりやすく、海に近いのに湿度は感じなく過ごしやすい。週に1度やってくる雨も長くは降らず路面は直ぐに乾く。決戦当日の朝は、雷が鳴り響き、車に積み終わから、会場までの車中は雨が降っていた。路面が硬いロックセクションと直線的に滑り落ちるシングルトラックは雨になるとバイクコントロールが不能となり、危険と隣り合わせで落ち着かない。
スタートボックスから、スタートラインへと並ぶ頃には晴れ間が覗き始め、気温も上昇してきていた。車がやっとすれ違えるほどの路地に、隙間ないほど我先へとギュウギュウに詰められたスタートラインからレースは猛ダッシュで始まる。左右へと路地をすり抜け、隙間めがけて全開走行を繰り返す。荒く苦しい呼吸からペースコントロールをして、オーバーペースになり失速してしまわないように冷静な判断しながらも隙間を狙う。長いスタートループは渋滞を避けるために、ダブルトラックでほぼ一周半程続く。ハイスピードで集団は縦一列に長くなり、後方でポジション取りを展開。平坦では半端ないスピードで千切られそうだが、登りではこちらが上だ。下りは五分五分ながらも、前日の試走とは違う新しいラインが石で積まれ出来て、何故か周囲は知っている。下りで大分離したのにも関わらず、追いつかれる。明らかな大回りと、3レーンのトレースミスによる差を詰められていた。ワンセコンドとCCDをタイミングを見計らい接種し、暑さによる脱水、痙攣を意識し前を追う。レース中盤は1分後にスタートした女子のトップグループに追いつかれ、力で押し切る自分とは反対に、筋力では劣る女子選手は息使いは荒いものの、進むスピードに無駄がを感じ無い。ジタバタと頑張っている自分との差が、リズムを崩し集中力を乱された。終盤のラスト3周となり、女子選手はレースを終えて、ペースダウンする選手を追う。26インチ、27.5インチ、29インチと3サイズルールには使う事が出来る今だからこそ、それぞれのセクションで違いを感じる。ロックセクションの大きな段差と平坦路の巡行性には、29インチ。急坂での切り返しとスプリントには、26インチ。その両方を中和させるのが、27.5インチの特性だ。前方の26インチを操るライダーを直線で抜かし、急坂で29インチライダーをスルーする。80%で構え始めるマーシャルが、レースを降ろされるという知らせ。ラスト2周に入り、踏ん張りどころ。何とか完走したいところだ。シングルトラックの石で弾かれそうになりながら登り、緩やかな登りで呼吸を整える。階段状に続く登りで、リズムを崩さないように意識する。石段を下っていると、かなり後方からパッシングコールが聞こえた。スピードの違いとサンキューなんて言いながら、通り過ぎたライダー。トラブルで追いつかれたのではなく、トップにラップアウトされたのだった。ラスト1周を残しレースは80%で終了。
環境の違いと、仕上がりの悪さを痛感されたが、こちらでしか感じることの出来ない多くの課題を感じ取る事が出来た。開幕戦までの期間までは、まだまだ修正が出来る。このチャンスを下さった家族、スポンサー様のためにも頑張ります!


TEAM SCOTT 松本駿

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キプロス サンシャインカップレースレポート

2014-03-04 | レースレポート

キプロスサンシャインカップレポート 期日:2014年2月27-3月2日 会場:キプロス マチャイラスフォーレスト 天候:晴れ 気温18度 コース状況:ドライ 機材  バイク:SCOTT/SCALE メインコンポーネント:SHIMANO/XTR ヘルメット:SCOTT/ Vanish2014 /WHITE Yellow サングラス:OAKLEY /RADER-ROCK ,+red) シューズ:Shimano/SH-M315E,CustomFit チェーンオイル: Finish line/Wet Lube サプリメント:Grico/Powerproduction (レース前:BCAA顆粒/エキストラブースター、エキストラオキシアップ、(レース中:ワンセコンドBCAA ワンセコンドライチ(レース後:エキストラアミノアッシド /PROSPECグルタミン/ゴールデンタイムプロテイン 総合順位81位 5:52:19:636 4日間で4ステージに渡って行われる、国際レースポイントに関わるサンシャインカップ。キプロスの地に一週間前より滞在した。オフシーズンのトレーニングもままならない事実と、このままでは完走すら出来ない事は充分に理解していた。ただ、少しでもハイレベルに揉まれ、鈍りまくったレース感覚を研ぎ澄まさせる事。そして新たな4日間走るステージを走るという状況下は、自分への可能性と新たなる発見、開拓の意味合いでは価値を見出すことはできるはずだ。 そして、タイミング良くスコットジャパンからNEWモデル持ち込む事で、遠征のテンションは上がり、シーズンに向けたポジション調整が出来る。反面では、風邪をこじらせてしまい気管支炎に不調を感じる。シーズン中は崩す事のない不調に更に苛立ちと焦り、様々な精神状態をコントロールが出来ずに焦っていた。 XCTT 1stステージ(タイムトライアル5.7km) 古風なレンガ造りの建物と街中の路地をすり抜け、森林限界の広がる山に縫うように広がるトレイルと土器を作り出せそうな、白土のダブルトラックのレイアウトのコース設定。これを1分おきにライダーは飛び出しタイムを競う。雨による前日試走を脳裏に思い出させながら、スタートした。 狭い固い壁を最短ですり抜けるライン。ペダルを踏んで力み過ぎず、持続性を持たせつつアスファルトを進んでゆく。既に呼吸は荒く、喉から乾いた焼き付いた呼吸を感じる。既にペースダウンしているが、無理は禁物ながらさじ加減を伺う。シフトチェンジをこまめに調整しながら、ペダリングと筋力のバランスをとる。次のセクションにやって来るダートに、フロントフォークをクライムからトレイルへと切り替えて、路面とペダリング対応に適応させた。1度登り切ると、反対側へと一気に下りのダウンヒルトレイルが続く。平坦からのフロントメカ調整ミスで、チェーンが外れストップ。慌ててしまい、CTDレバーも切り替えずに下ってしまう失態やらオーバーランで、リズムを完全に失う。後半戦の巻き返しを試みながら、上りのリズムを無理矢理ながら登りきる。集中力も途切れ途切れながら、ゴールし初日を終えた。 13:56 +4:17 /103位 http://www.cyclingnews.com/races/cyprus-sunshine-cup-1-afxentia-macheras-mountains-2014/stage-1/results#3 XCP 2ndステージ(50km) いよいよ本格的に始まるステージレース。当然ながらサポートが無いので、タブルボトルに背中のポケットにはワンセコンド。 TOPEAKの防水サドルバックにマルチツールとCO2ボンベ、チューブを忍ばせる。セルフディスカバリーに近い形は慣れているが、サポートがある軽装とは明らかに条件は変わるが仕方ない条件。オマケに付いている風邪の体調もヒートアップして、明らかに身体は熱い。苦しい悪条件を心の中でしっかり受け入れ、レースはスタートした。 パレード走行は始まったばかりなのに、落車が起きる。先導のペースカーが街にあるスピードコントロールの為の段差に来るたびに減速し、その度に集団の後方では急ブレーキでストップゴーと無駄足を使わされる。次第にパレード走行からレースは始まり、さらにスピードは上がった。 舗装路から山の頂上へと続く道は、1番キツい所では10%の登坂となる。一気に集団から振り落とされ、辛うじて繋がった小さな集団も千切られ、後続のジュニアと女子のトップ集団と何とも情けない形で、初めの登りを終えた。女子と言えど、強引さや攻め度合いはワールドレベルには変わりない。登りの敵わなかった分だけのテクニックで下りをリードし、少しずつジャンプアップをしてゆく。ジープロードの長い登りに差し掛かり、何時もの登坂リズムを取り戻しペースを上げて行った。周囲の選手と抜きつ抜かれつ、お互いの得意分野で先行と後退を繰り返す。2回目の最高地点とフィードエリアをスルーして、アスファルト区間で次の下り区間に備えるためにワンセコンドを口にした。コースを指すオフィシャルスタッフを頼りに、辿ってゆく。次の区間は、ハイスピードに流れるようなダウンヒルトレイルが続く。時折崖に落ちそうになる危険なエリアも隣り合わせ。パンクの餌食になるライダーを交わし、強引に抜いてくるライダーも次にはコースアウトもあり、狭い空間での隙を見計らっては抜き去るスリル。レースにしか無い熾烈な争いを感じワクワクする。しかも、日本の路面に近いこともあり、トレイルライダーとしての心臓の鼓動は高まるばかりだ。続く後半戦は、広いダブルトラックを平坦、下りと続きペースが落ちてくる。大丈夫か?すれ違いざまに聞いてくるライダーもいるが、集中力・補給よりも疲労度でペダルに力が入らなくなった。再び女子のトップに抜かれ、ラストの長い登りに差し掛かる。流石に周囲も早くなくなるどころか、むしろ得意とする登りになり抜き返しゴールした。 2:01:17 +21:43 /89位 http://www.cyclingnews.com/races/cyprus-sunshine-cup-1-afxentia-macheras-mountains-2014/stage-2/results XCP 3nd ステージ(40km) そろそろ身体へのダメージが影響してくる頃だが、それらの影響は皆同じ。セルフマッサージや、リカバリーに必要不可欠なグリコサプリメントで補い、レースに備えていた。 昨日とは違って、スタートの出だしも緩やかで平坦から下り基調へと展開する。昨日の千切れた状態ではなく、レースの集団展開で進みレースを走る感覚は悪くない。気管支炎で荒れた肺周辺は、さらに乱れまり、巻き上がる土煙りと集団の場所取りやらで、集中力は高まるばかり。昨日下ったシングルトラックを今日は登る。ここで一発周囲とのタイムアップに繋げなければならない。意外にパワーだけで走ろうとする周囲でみるみると面白いように順位は上がる。繋ぎのアスファルトで一息し、未知のシングルトラックへと下って行った。さほど急でもないが、岩場と崖があるので油断はならない。さり気なく視界の脇に素晴らしい景色が広がるが、見ることができず残念だ。スイッチバックのコーナーを繰り返しをなぞり、ショートカットラインを横目にスライドさせながら、最終のダートロードに到着した。再び漕ぎ出す下り区間。あと数キロ表示の看板とペダリングとブレーキ。余力を感じながら、レースを終えた。 1:34:13 +19:58 /90位 http://www.cyclingnews.com/races/cyprus-sunshine-cup-1-afxentia-macheras-mountains-2014/stage-3/results XC(Startloop+5.6km x 5) 疲労もピークに達し、睡眠も中々充分とは言えない形で朝を迎えていた。今日でステージレース最終。コースも試走が出来ず、徒歩で数箇所確認する限りでは、ジープロードとシングルトラックが入り混じる。1時間遅れでレースは始まり、スタートループの1周は広い区間で渋滞はほぼ間逃れ、集団の後方でジョイントしたり離れたりと途切れ位置をキープ。続く2周目、3周目は、本線ループに入っているはずなのに毎回ルートが違う?シングルトラックとダブルトラック、CTDレバーにシフトレバーの切り替え。操作ミスで、コーナーをスムーズに抜けられなかったり、ペダリングリズムを崩してしまい、後退している。シングルトラックも小刻みなアップダウンを繰り返し、スリリングな激下りをハイスピードですり抜ける。必死に前を追う気持ちが失われ、次第にペースはツーリングモードへと失速し、-2周でレースを終えた。 1:34:13 -2lap /84位 http://www.cyclingnews.com/races/cyprus-sunshine-cup-1-afxentia-macheras-mountains-2014/stage-4/results 初の4日間に渡るステージレースは、日本では体験できない貴重なレースとなった。疲れるから出来ない、やれないでは無く、やらなきゃ始まらない!何が足りてないかを明確に理解でき、次のレースへの課題とシーズンに向けた取り組み方の方向付けが出来た気がしてくる。残り1レースをしっかり走れるようにリカバリーして、挑戦したいと思います。これからも、応援よろしくお願いします。 TEAM SCOTT 松本駿 大会関連サイト:http://www.cyclingcy.com スポンサー:SCOTT BIKES http://scott-japan.jp FOX RACING SHOX http://www.mamapapa.co.jp/ SHIMANO http://www.shimano.com/ OAKLEY http://oakley.jp/ I-NAC http://www.nsg.gr.jp/i-nac/ Cycleops http://www.kirschberg.jp/ HYDRAPAK http://www.sunmerit.co.jp/ POWERPRODUCTION http://www.glico.co.jp/info/pwr_pro/intro.htm POWERBAR http://www.powerbar.jp/ PIAA http://www.piaa.co.jp/piaa_news/information/bicycle/bic_led/200912100000.html TOPEAK http://www.topeak.jp/ FINISHLINE http://finishline.jp/ FUJIMIPANORAMA http://www.fujimipanorama.com/summer/index.php AIR http://www.airsleep.jp/


南アルプスクロスレースレポート

2014-02-03 | レースレポート

南アルプスクロスレースレポート

期日:2014年2月2日 会場:山梨県南アルプスXゾーン特設会場
天候:雨から晴れ 気温10度 コース状況:ウエット 
機材  バイク:SCOTT/CXTEAM メインコンポーネント:SHIMANO/アルテグラ  ヘルメット:SCOTT/ Vanish2014 /WHITE Yellow
サングラス:OAKLEY /RADER ,RensHi-parshmmon)

シューズ:Shimano/SH-M315E,CustomFit
チェーンオイル: Finish line/Wet Lube 
サプリメント:Grico/Powerproduction (レース前:BCAA顆粒/エキストラブースター、エキストラオキシアップ、ワンセコンドBCAA(レース後:エキストラアミノアッシド /PROSPECグルタミン/ゴールデンタイムプロテイン

結果:2位


信州クロスの最終戦にあたる、南アルプスクロスへと参戦。元々ここの会場はマウンテンバイク用に開発される事もあり、コースレイアウトが得意で有利になる。むしろ苦手なド平坦が無いと言う事もあるけれど。関西クロスの最終戦、世界選手権とのブッキグスケジュールのため、C1カテゴリーエントリーが少なく表彰台へのチャンスは十分あった。パンクに十分注意を払い、今の現状の練習の仕上がりを試すべく心意気で構えていた。
ギリギリのスケジュールしか現状では出来ないため、前回使った機材を当日の朝に準備すると言う選手生活の中でもあり得ない偉業を成し遂げ?自宅をあとにした。会場へはここ最近練習へと走るエリアであり、国道を一時間ドライブ。到着すると予定どうりに受付とウォームアップを済ませ、スタートにたどり着く。
3列目のスタートを様子を見ながら走り出し、次第に先頭へと進んでゆく。遅めに感じるペースも、調子が上がってきている事を十分に感じ、無理しながらもペダルをプッシュしながらライダーを抜かしていた。忍者返しと言う激坂も、乾いていれば何とか登れる坂で雨によりスリップダウンしてしまう。繋をスムーズに考えながら押し、乗る。ペダルが泥に邪魔され蹴飛ばしながら、直ぐに来る激コブ、下りと進む。悪く言えば、ブレーキ音がウルサイセッティングにした為に違和感でなるべく鳴らないように、体制を整え流し込む。と言う一連動作を気にしながら3周を終えた。気持ち悪なる位追い込み、レースの洗礼を受ける。登りで失速、下りでカットビ....。今までの自分とは違う攻め方のレース展開で、ようやくリズムをつかみ始めていた。先頭を行く斉藤選手とも折り返しのコーナーでペースを把握するも、引き離されてゆく。それでも、4位から3位へと順位は上がり、路面の石にヒットさせないように心がけながらもペースを上げた。
ガチンコ勝負でラスト4周。長い坂で一気に追いつき、兼子選手を交わすも、苦手な担ぎで失速中に追い抜かれガッツを魅せられペースダウン。ラスト3周でやっとリズムを立て直し再び踏み、ラスト2周で少しづつ差を開く。ラスト1周はトップの斉藤選手は見える事も無く、ゴール100メーター手前でタイヤをサイドカットしてしまい、失速しながらも2位でレースを終えた。
しっかりと自分のバロメーターの仕上がりを感じ取る事が出来、マウンテンバイクシーズンへの進化を進めて行ける事を感じた今大会。シクロクロスでは、また違った種目であり、担ぎの乗り降りのスムーズさ。機材の扱いが如何に上手く操作し、オフロードを走行出来るかが試される。機材もチューブラーという超軽量なデュラのホイールと薄手のタイヤがサイドカットしないように細心の注意が必要で、ドロップバーでの操作もバイクコントロールを難しくさせる。来週にもう一度チャレンジとして、お台場でのシクロクロスレースに挑みます。
応援ありがとうございました。


 

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