晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

空豆の花

2017年03月30日 | 短歌 俳句
久しぶりに故郷の母へ電話すると話し相手がいないので寂しい。最近は裏に住んでいる妹や姪も忙しそうで、全然顔を見せてくれないと元気がない。私も油断していて定期便のようにかけていた電話もついかけそびれていました。
最後に花が幾つも咲いて添え木を義弟に立ててもらい、今は唯一の愉しみとなっているとそら豆の話になった時は幾分明るくなったので、少しはほっとしましたが・・・。

そら豆に支柱添えたと母のいふ昨年に作りし一首思い出づ

昨年3月17日の歌壇に掲載された

花言葉そら豆は「憧れ」だとかいうそら豆の花は誰にあこがる(藤野春子さん)

その歌に返歌のつもりで詠みました。

そら豆は届かぬ空に憧れぬ莢となりつも天仰ぐまま

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