天山
2008年09月04日 | 山
「岸川ルートを知らずして天山を語るなかれ」と云うタクさんのブログを見て以来、ず~っと気になっていたコース。やっと実現しました。
帰りには素朴で懐かしい岸川饅頭も味わえて幸せ!
考えるところあってぐずぐず迷っていた山の会を退会し、団体登山ができないのを寂しく感じていました。お仲間登山を再始動したのは先日の多良山系花巡りからで今回は2回目となります。
タクさんとは金泉寺山小屋でわずかに袖が触れ合ったぐらいの面識しかありません。アドバイスだけでなく、案内して下さるというメールに恐縮しながらもサキさんとhideさんの車で3人向かいました。気候も涼しくなり、息子から送ってもらったほうとうを食べてもらう事で感謝の意を表すことにしましょう。
岸川登山口の苔むした石畳は最初から斜めに敷かれたものだろうか・・・、狭い歩幅が昔の日本人の骨格に合わせたサイズに組み込まれていました。
ローマに続くアッシジ街道もこんな風?
第1林道出会いに完熟したイヌビワの実を見つけ、全員でほおばります。最初はおそるおそる手を出しましたが、口に含むとぬるっとした感触に思わず続けざまにほうり込み、気づくと数個も食べていました。ここらあたりから「食(しょく)山歩き」になる嫌~な予感(笑い)。
イヌビワ雌の実(雄の実は食べられません)
メドハギ
ホソバシュロソウはやや湿った岩棚や林縁に生えると図鑑に説明されていた。天山は山頂にも至るところ溢れんばかりに生えていたのはやはり保湿性が高い山だからこそか・・・
ミズナラ
ツルリンドウ
ノダケ
小葉が茎から覗いている葉柄の下部は、カンガルーの子供が母さんの袋から顔を出しているみたいでひょうきんです。
サイヨウシャジン
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小高い丘のような山に雨山のネーミングが付いているのはそれなりのことがあるらしい。不穏な雨雲が隙あらばとあたりを伺っていました。と、突然「Bambooさーん」という声がどこからか振って来ました。振り仰ぐと「お母ちゃん」が天山山頂手前で手を振っています。お独りだ・・・手は大丈夫かなぁ?と思いつつ、天山のようにだだっぴろい山頂で待ち合わせるというのは可能なのかと妙に納得。
本当!ネコハギの葉は猫のような毛並みです。
山頂に着く前からお腹が空いていた私とサキさんー、「お花散策しますか」のタクさんの呼びかけを直ちに却下して、私はほうとう鍋の準備に、サキさんは新米おにぎりに海苔を巻き始めました。hideさんには何と3ℓの水や大鍋をかかえてもらっていたのです!「お母ちゃんとyanさんは?」の問いかけに、食べごろになると自ずと人は寄るという我が家の持論は当りました。ほうとうの固い麺が軟らかく煮えた頃、偵察していたタクさんがお母ちゃんとyanさんらしき人影を見つけました。
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久しぶりの再会を喜び、食後hideさんがコーヒーを入れてヨーロッパお土産のチョコレートを御馳走になりました。その包み紙を丁寧に折りたたんで持って帰られるというyanさんは「海を渡ってきた大切な珍しいものですよ」と説かれました。音楽を愛するyanさんの気持ちがほっこりと伝わります。
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花散策前に記念撮影!
やはりマツムシソウが真っ先に目に入りました。
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埋めつくされたミヤコザサの群落を縫ってキュウシュウコゴメグサが咲いています。
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モウセンゴケは一見グロテスクだけど観察すればするほど面白く味のある植物。
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ミヤコザサの緑は鮮やかですが繁茂する余り他の植物を滅ぼすらしく、ミヤコザサを払った区間をロープで囲って様子をみる実験が実際山頂でなされていました。
詳しく熱心に説明されるタクさんを見ていると、地元の天山を愛されている熱意が照りつける太陽よりも熱く感じられます。訪れる私達をもてなして下さる理由はこのあたりかもしれません。
続いて”花囁く小径”を歩きました。
九重で見かけた紅いイタドリ。
オトコエシ
やばい、大きなヤマボウシの実だ!
食べたいと云われていたyanさんに早速お勧めする。
アキノノゲシ
ノブドウ
ミツバウツギ(そういえば花の形が似ています)
心を開き勇気を出して1歩踏み出すと山の仲間は温かく迎えてくれるんですね!
天山の名ガイド、タクさん、
短い時間しかお付き合いできないのに登って来られ分岐で別れる際、名残惜しそうに私達を見送って下さったお母ちゃん、
おとぼけ一発ギャグで場を和ませるyanさん、
心優しく縁の下の力持ちを引き受けて下さるhideさん、
頼りがいのある姉のような存在感を持つサキさん、
今回もありがとうございました。
詳細なレポはタクさんのhttp://blog.goo.ne.jp/taku6100/e/cf6189b2bffa0fbb461fca99a1935aedブログ”一日の王”でどうぞ
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帰りには素朴で懐かしい岸川饅頭も味わえて幸せ!
考えるところあってぐずぐず迷っていた山の会を退会し、団体登山ができないのを寂しく感じていました。お仲間登山を再始動したのは先日の多良山系花巡りからで今回は2回目となります。
タクさんとは金泉寺山小屋でわずかに袖が触れ合ったぐらいの面識しかありません。アドバイスだけでなく、案内して下さるというメールに恐縮しながらもサキさんとhideさんの車で3人向かいました。気候も涼しくなり、息子から送ってもらったほうとうを食べてもらう事で感謝の意を表すことにしましょう。
岸川登山口の苔むした石畳は最初から斜めに敷かれたものだろうか・・・、狭い歩幅が昔の日本人の骨格に合わせたサイズに組み込まれていました。
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第1林道出会いに完熟したイヌビワの実を見つけ、全員でほおばります。最初はおそるおそる手を出しましたが、口に含むとぬるっとした感触に思わず続けざまにほうり込み、気づくと数個も食べていました。ここらあたりから「食(しょく)山歩き」になる嫌~な予感(笑い)。
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ホソバシュロソウはやや湿った岩棚や林縁に生えると図鑑に説明されていた。天山は山頂にも至るところ溢れんばかりに生えていたのはやはり保湿性が高い山だからこそか・・・
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小葉が茎から覗いている葉柄の下部は、カンガルーの子供が母さんの袋から顔を出しているみたいでひょうきんです。
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小高い丘のような山に雨山のネーミングが付いているのはそれなりのことがあるらしい。不穏な雨雲が隙あらばとあたりを伺っていました。と、突然「Bambooさーん」という声がどこからか振って来ました。振り仰ぐと「お母ちゃん」が天山山頂手前で手を振っています。お独りだ・・・手は大丈夫かなぁ?と思いつつ、天山のようにだだっぴろい山頂で待ち合わせるというのは可能なのかと妙に納得。
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久しぶりの再会を喜び、食後hideさんがコーヒーを入れてヨーロッパお土産のチョコレートを御馳走になりました。その包み紙を丁寧に折りたたんで持って帰られるというyanさんは「海を渡ってきた大切な珍しいものですよ」と説かれました。音楽を愛するyanさんの気持ちがほっこりと伝わります。
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花散策前に記念撮影!
やはりマツムシソウが真っ先に目に入りました。
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埋めつくされたミヤコザサの群落を縫ってキュウシュウコゴメグサが咲いています。
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モウセンゴケは一見グロテスクだけど観察すればするほど面白く味のある植物。
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ミヤコザサの緑は鮮やかですが繁茂する余り他の植物を滅ぼすらしく、ミヤコザサを払った区間をロープで囲って様子をみる実験が実際山頂でなされていました。
詳しく熱心に説明されるタクさんを見ていると、地元の天山を愛されている熱意が照りつける太陽よりも熱く感じられます。訪れる私達をもてなして下さる理由はこのあたりかもしれません。
続いて”花囁く小径”を歩きました。
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食べたいと云われていたyanさんに早速お勧めする。
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心を開き勇気を出して1歩踏み出すと山の仲間は温かく迎えてくれるんですね!
天山の名ガイド、タクさん、
短い時間しかお付き合いできないのに登って来られ分岐で別れる際、名残惜しそうに私達を見送って下さったお母ちゃん、
おとぼけ一発ギャグで場を和ませるyanさん、
心優しく縁の下の力持ちを引き受けて下さるhideさん、
頼りがいのある姉のような存在感を持つサキさん、
今回もありがとうございました。
詳細なレポはタクさんのhttp://blog.goo.ne.jp/taku6100/e/cf6189b2bffa0fbb461fca99a1935aedブログ”一日の王”でどうぞ
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お母ちゃんとはこれで3度目の山での出会いとなりました。肉まんさんのブログがお母ちゃんとの橋渡し役でした
ありがとう肉まんさん
独りで登って来られていたのでびっくりしたんですよ
「花囁く小径」は後半にお目当ての花が待っていたのですね。アップされた花々を見て、ああもうちょっと距離を延ばせば良かったと残念
10月にはKAZUさんもお誘いできれば良いですね
健気な妻bambooは
(鹿児島弁でよくいらっしゃいましたの意)お母ちゃんやタクさんのブログでお名前は拝見していました。
>息子さんから送られたものと知り、同じく遠くに息子を置く者としてなんだか心がホッコリしました。
そうですか!私は関東に息子を2人とられてしまった悲しい母{/rabi_cry/)(笑)それをお聞きしてとても親近感を覚えています
時間が空いたらブログに伺いますのでよろしく!
実は気を抜いて、いつもの半分しか撮っていませんでした・・。リンクされるまでのことはなかったのに
>「昼食は何も持ってこなくてイイですよ」と言われて、本当になにも持って行かなかったB型の私
私もどちらかといえばそういう人なので
賞金ねらいの話と
お世話になっておきながら、明日は雲仙へは行けそうにもありません。
どうぞ楽しまれて下さい。
>ヤマボウシの実 初食でしたが、不思議な味がしたました。 何でもそうですが、初めて食べた先人は勇気があったんだなーと思います。
確かにそうですね。たぶん、判別付くまでは犠牲者も大勢いたのではないでしょうか
私とpoleの登山はコンロ、コッフェルが欠かせん。だから出かけるとなればまず食物を考えるので荷物や準備が大変です。もうちょっと気楽に登りたいと常々思うのですが、昼食におにぎり1個ですませるのは考えられない2人です
bambooさん、お母ちゃん、タクさんがお会いされたというのはなんか私も嬉しいですね。
楽しい光景が目に浮かんできます。
ほうとう鍋の用意からきめ細かい心使い
ありがとうございました。
またいつの日かお逢いできる日がありますように。
今日は現実「予算以上の目標」の日でした。(*^_^*)
ご都合よければ、ご一緒に~!
格調高いbambooさんのブログへ、タクさんのリンクからやってきました(笑)
本当に、味覚の秋ばかりではなく
沢山の花を楽しませて頂きました。
ほうとう鍋がすごく美味しそうでした。
息子さんから送られたものと知り、同じく遠くに息子を置く者としてなんだか心がホッコリしました。
私は最近山歩きを始めたばかりなので、
色んな知識をお持ちの皆さんに感動することばかりです。
またお邪魔させて頂きまーす。^^
なかなか素敵なルートだったでしょう
稜線上、それに「秘密の散歩道」は、花がいっぱいでしたね。
私のブログの方は「味覚の秋」
私のブログだけを見たならば、食欲を満たすために天山に登ったと誤解を招きそうなので……
ほうとう鍋、本当に美味しかったです
ありがとうございました。
「昼食は何も持ってこなくてイイですよ」と言われて、本当になにも持って行かなかったB型の私。
そのくせ、誰よりも沢山(タクさん?)食べた私。
どうも済みませんでした。
HIDEさんやサキさんにもお世話になりました。
宜しくお伝え下さいませ。
次回からはyanも、コンロ、コッフェル等持参したいと考えています。 訓練しておきます。
岸川コースは天山で、一番自然が豊なコースとの由、
良かったですね。また優しいタクさんにご案内して頂いて。 往復で相当の時間がかかったのでは、と思っています。
ヤマボウシの実 初食でしたが、不思議な味がしたました。 何でもそうですが、初めて食べた先人は勇気があったんだなーと思います。
メドハギ、ホソバシュロソウ、…沢山の綺麗で珍しい花、実そして名花たちのアップ、有難うございます。
勉強になります。
皆さんとお出会いすることが出来て、そして天山の名花たちに出会えて、最高の幸せを感じた1日でした。
次回ご一緒できる日を楽しみにしています。
有難うございました。