草の名は姫小判草

今の季節どこでも見かけ何となく懐かしさを覚える雑草です。「何だぁ～」今さら名前なんて知らなくてもと思いたくなるぐらい身近ですが、名前を知ってますか？
幼い頃畦道に生えているこの草を束ねて蛍を追いかけた記憶が残っています。
昨日“七つ星”のメンバーと献立の材料の買出しを終え、歩いて帰る道すがら注目しました。
私が生まれ育った薩摩地方では確かホタルグサと呼んでいたと言うと、Ｓさんは「猫三味線」と言ってたというのです。するともう一人のＹさんは「がらがら」と呼んでいたと。何ともユニークな名前に吹き出しながらいったい本当の名前は何だろうと気になりました。

調べてみるとイネ科・ヒメコバンソウでした。いやはやコバンソウに対してこの名前がつけられたようですが別名の鈴茅の方が好いかな。コバンソウの小穂は小判の形をしているのに比べ、ヒメコバンソウは下画像のように三角形の形をしていました。

ルーペで覗くとミクロの世界に円錐形の花序に三角形の小穂が垂れ下がっていて、黄色い蕊も確認できました。
ドライフラワーにも良いと説明されていたので早速試すことにしましょう。
花言葉は「私の心の声に気がついて」。

チリ産アヤメは星の欠片のように、毎朝我が家の庭に降りて咲いていますよ。