4739.~共に学ぶ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「大学数学」(6月22日)
おはようございます。朗豊ゼミナール国分寺教室の中野です。
Kさんは、現在大学2年生です。
勉強に仕事に、毎日、ハードなスケジュールを送っています。
主に、数学に関する教科を担当していますが、大学の授業はかなりの急ピッチで進んでいる様子です。
自分自身が大学生の時を思い返すと、もう少しゆとりを持って進んでいた感じがします。
さて、Kさんの授業での私の講師としての役割は、次の2つです。
一つは、「それぞれの数式が何を言っているのか」を言葉で示すことです。
同じ数式を何度も見ていると、ついつい、数式を数式として理解してしまいがちですが、
言葉で示そうとすると難しく、自分自身の理解度が試されている様な感じもします。
もう一つは、高校で習った数学を補足することです。
大学で学んでいる内容は高度なものですが、Kさんは、しっかり理解されており、問題演習もスムーズに進みます。
しかし、だれでも、高校の時に習ったまま、普段つかわない公式や式の変形は、忘れてしまいます。
そのような式の変形が時々顔を出すことがあります。
こういう時こそ、講師の出番かもしれません。
講師自身も一緒に学ばせてもらっているという感じがしなくもありませんが、大学で出されるたくさんの課題に実直に取り組んでいるKさんの姿勢は、とても、すがすがしく感じます。
これからのKさんの将来に期待をしたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
着実に努力を積み重ね、いよいよ大学の数学。「講師自身も一緒に学ばせてもらっているという感じがしなくもありません」、そうですね。共に学ぶ、この関係性で学ぶことが却って生徒さんに気持ちのゆとりをもたらすかもしれません。黙々と取り組む、静かな時間の流れを感じます。