4409.~教育効果~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「聞き入る」(6月3日)
おはようございます。武蔵境教室の小泉です。
SくんはPCのモニターを注視しながら、教科書の読み上げに聞き入ったり、絵描き歌を聞いたりしています。
絵描き歌は一度見たらすぐにまねをして絵を描きあげます。
でも、音声に合わせていっしょに音読をしたり、歌ったりすることはこれまでありませんでした。
月末にカレンダーを作成することを続けてきました。
PC入力も慌てすぎることなく、着実にタイピングしていきます。
6月のカレンダーを作ったときは、
「ついたち ふつか~」と初めて歌いながら入力していました。
何か月も「ついたち ふつか~」と講師が一人で歌ってきました。
他の生徒さんとも歌ってきましたので、数えきれないほど歌ってきましたが、講師はときにこんなうれしい出来事に遭遇します。
“教える”ということは難しいことも多くありますが、こうした小さな喜びに支えられているのではないかと思わされました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
“聞き入っている”ということは、そこに大きな興味や関心、何か分かること、感じることがあるということが再確認できますね。つまり、そこから何かを“得ている”ということ。Sくんにおいても、然り。得たものが表出化しない期間は、「果たして教育効果は?」と疑問に思うことがあるかもしれませんが、集中しているのであれば、そこから必ず何かを得、学んでいるはずです。数か月という期間を経て、Sくんにはそれが“歌”として表れました。講師として、大きな喜びですね。