発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

1954.~時を把握する~

1954.~時を把握する~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
 それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
 


◇ワンポイント・メッセージ◇

~Elephasブログ『カレンダー入力』(7月21日)
・・・Oさんは毎月、カレンダーをPCで作成しています。曜日はもちろん、日付けや祭日も完璧に打ち込みます。
   さらに、その月の予定を文にして入力していきます・・・。

今月は、楽しみにしているキャンプについて入力したそうです、
「○日~○日まで、○○に集合して、バスに乗ってキャンプに行きます」と。

先日グループ学習をしていて、
「夏休みはいつからいつまでですか」という問に答えられない生徒さんが意外と多いのに驚きました。

時の流れと言いますか、カレンダーの枠組みの理解を促していく必要があります。
「何曜日は何をする」という週単位の予定は体得しやすいのですが、月単位や年単位で月日を把握することはあまり行われていないかもしれません。

学校中心の生活をしている生徒さん方には、4月から翌3月までの12か月が七曜表の形態で一瞥できるカレンダーを用意してあげましょう。
1年を鳥瞰図的見渡せることが必要です。そしてそこに、年間のどんな予定が入るのかを明示してみましょう。

またそれと同時に、4月から翌3月までの12か月が12列で表されている年間予定表も用意してあげましょう。
両者を関連させて、自身の予定を確認できるようにしてあげましょう。

予定が立たなくては、計画的に過ごすことはできません。
まずは、夏休みが何月何日から何月何日までであり、何日間であるのかを確認してみましょう。
いいチャンスです! 夏休みを有効に過ごせるように40日という期間を把握し、計画を立ててみましょう。

Oくんは、キャンプは「○日~○日まで」と理解されているようですね。秋ごろになったら、
「毎年夏のキャンプはいつごろ行くの? 今年は何月何日から何月何日までだったの?」と尋ねてみましょう。
今、自分は時の流れのどこに位置しているのか?また、過去の出来事は、時の流れのどの時点でのことなのかを理解できるように、
学習していきましょう。



造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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