3645.~授業で研鑽~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「数学を通して」(12月26日)
おはようございます。国分寺教室の中野です。
高校2年生のI君の数学の授業を担当して、早いもので一年がたとうとしています。
最近はZOOMでの授業が続いていて、直接お会いすることができないのが寂しい限りです。
I君の授業を担当していて気づきを得ることがたくさんありました。
まず一つ目は、「生徒さんにとって分かりやすく説明することの大切さ」です。
問題を説明する際には、理解度を確認しながら、より基礎的な部分に話を進めていきます。
しかしながら、基礎に遡れば、個々の生徒さんが分からない事項が解消できるわけではありません。
むしろ、説明に説明を重ねた結果、かえって分かりにくくなってしまう様なことがあります。
二つ目は、「基本的な理解が、ともすれば曖昧になってしまっていることがある」ということです。
数学は「どうしてこうなるか?」が説明しやすい分野ですが、何回も同じ場面に出会っているうちに、無意識に、問題と答えをつないでしまっています(もちろん、答えそのものは正解なのですが…)。
本当に一番大切な「どうして」の部分が抜け落ちてしまっており、そのことが、理解が曖昧になってしまう原因を作ってしまいます。
これからも、研鑽をつんで、生徒さんの疑問や質問に、できるだけピンポイントで簡潔に答えられるようにしていきたいと思っています。
◇ワンポイント・メッセージ
生徒さんも頑張り、講師も真剣に指導に当たると、いろいろな疑問にも出会い、それが気づきへとつながることがあります。「分かりやすい説明」「理解の吟味」、両方とも大切なポイントですね。授業を通して、生徒さんは理解が深まり、講師は指導技術が高まる、まさに理想的ですね。