3490.~苦手・苦手意識~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「角度を測る」(6月17日)
おはようございます。津田沼教室の千山です。
Aちゃんは、、算数の図形の問題に苦手意識があり、角度を測るプリントを出すと、顔をくもらせ、しぶしぶ分度器を出すと言った具合でした。
そこで、まず、角度の図を5種類と、60°、90°、120°、200°、300°と書いたプリントを用意し、それぞれを線で結ぶといった言った作業から始めました。
「分度器を使わないで、推理してみて」と言うと戸惑っていましたが、一緒に解くと
「この問題は、楽しい」と笑顔をみせてくれました。
この作業に慣れると、分度器の読み間違いが減りました。
今では、ニコニコしながら、分度器を使って角を書きます。
苦手意識は、すっかり薄れたようです。
これからは、180°を超える角に挑戦していきます。
やる気をみせてくれているので、習得も早いでしょう。
とても楽しみです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「算数の図形の問題に苦手意識があり」・・・、そうですね、「苦手意識がある」というのと「苦手です」というのとでは大きく異なります。「苦手意識」というのは生徒さんがそう感じてしまうのですから、それはそれで事実です。しかし「苦手である」かどうか、それは指導次第で変えられるのです。決めつけずにそこを変えるのが、講師の役割です。「今では、ニコニコしながら、分度器を使って角を書きます。苦手意識は、すっかり薄れた」というAちゃん。変われましたね。