3854.~ワン・プロセスずつ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「長い説明は・・・」(8月27日)
おはようございます。花小金井教室の小山です。
6年生のYくんと、算数の学習をしています。
今日の授業は、2学期の予習、「拡大と縮小・縮尺」の学習です。
コンパスと定規を使って、図形を描いていきます。
やり方を示すと、Yくんもスイスイ描いていきます。
しっかりマスターできました。
一方、縮尺をつかって、実際の距離を求める問題。
縮尺を理解して、図を描き、長さを測り、実際の長さを計算します。
そして、それをセンチからキロメートルに換算します。
工程が長く、説明も長くなってしまいました。
すると、Yくんから、注文が。
「先生、僕、長い説明は聞いていられません」。
長い説明で、わかりにくかったよね。反省です。
地図を読むのは、実は講師も苦手です。
地図が読めるカッコいい大人めざして、もう一度チャレンジします。
一緒にがんばりましょう。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Yくん、がんばっていますね。コンパスと定規を使っての作業自体が、目と手の協応性や集中力、持続力を有する難度の高い課題です。その上に口頭での説明が加わって、思わずYくんから「先生、僕、長い説明は聞いていられません」という言葉が飛び出したのでしょう。きちんと思いを伝えられるところは、すばらしいですね。講師の対応もグッドです。Yくんの描画態勢を評価して、応用課題はワン・プロセスずつ、ゆっくり作業的に進めていきましょう。初めは1問だけでもOK。Yくんは、きっとワン・プロセスずつ付いてこられることでしょう。