4811.~見る~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「なぞなぞ」(9月14日)
おはようございます。Elephas 越谷教室の西です。
Oさんはいつも 「先生!」と大きな声で来室されます。
「今日は何をやるの?」 「絵は何を描くの?」と気持ちは非常に積極的です。
何に対しても楽しく取り組んでいらっしゃいます。
特に毎月の課題の中の「なぞなぞ」をやる時,大変集中して真剣です。
Oさんは、こちらの出すヒントを、頭の中で巡らせています。
そのヒントの言葉が記憶されている物にヒットすると、Oさんの表情がニコニコしてきて嬉しそうに答えを言います。
こちらも、何と言えばOさんの記憶の中の物に的中するのか、ヒントを考え出すのもとても楽しいことです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Oさんはいつも、大きな、元気な声ですね。しかも、とても明るい声です。Oさんは数年前に視力を失くされました。教室では指先を使って、ものの位置や形状、特徴を把握することを課題の中心としてきましたが、言葉を使った課題がこれほどに有効で楽しめていらっしゃるのですね。言葉に反応して、Oさんの頭の中に映像が浮かび、ヒントによって少しずつ特定のものに絞られていく、・・・その視覚的プロセスは、まさに“見る”ことの追体験ですね。Oさんの嬉しそうな様子が目に浮かびます。こちらも、とても嬉しくなります。