4332.~成果のループを~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「教材制作」(3月6日)
おはようございます。西国分寺教室の山下です。
現在、いつもながら教材作りの『楽しみ』を実感しています。
Sさんは午後の早い時間帯に通われている方です。
主に書字ワークに取り組んでいらっしゃいます。
絵詞事典(えことばじてん)と呼んでおりますが、
様々な言葉についての文章(主に解説です)を平仮名だけの文章と漢字だけの文章で書き分けて配置を変えて並べ、
平仮名を見ながら漢字に振り仮名を振っていく1枚目と
使用漢字の中から数文字選んだものを筆記練習する2枚目の2部構成になっています。
Sさんの好みに合わせ、飛行機や野球場、アンパン、コーラなど、次々と言葉が増えていき、
更には、言葉毎にパートⅠ→Ⅱ→…と増殖を続けています。
内容と文章を考え、手を変え品を変えてワークを作るのは手間を要しますが、
Sさんの喜んで取り組まれる姿を見ていると講師も楽しみながら作っていくことができます。
更には文章を考える参考としてネット情報からいろいろ知識を得るのですが、
意外と知らない事柄を講師自身が学ぶいい機会にもなっています。
◇ワンポイント・メッセージ
教材制作、これは講師の楽しみであり、やりがいでもあります。生徒さんの思考(理解の筋道)と気持ちを推測的に体験しながら、制作します。生徒さんが楽しめ、成果が得られた時、それはそれは嬉しいものです。教室ではそれらを共有し、より多くの生徒さんの成果へと広げていきます。このループは、初代の所長の時代から続くものです。