4331.~企業就労を目標に~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「目標200文字、達成間近」(3月4日)
高等部2年生のH君。いつも静かに真剣な面持ちで授業開始を待っています。
そして、もちろん授業へもいつもまじめに取り組みます。
「よろしくお願いします!」の声でスタートです。
まずは毎月のオリジナルワークを音読し、読解力、漢字の学習です。
講師が、
「ここからここまで声に出して読んでみよう」と声をかけると、
「はい」と元気な返事をして、文章を指差しながら音読を始めます。
難しい漢字に遭遇し音読が止まると、フリガナのある漢字を探しながら一生懸命、読もうとします。
講師が、
「○○だね」と声をかけると、H君はその漢字にフリガナをふって音読を再開し、
読み終えると読解、漢字学習へと進みます。
続いての取り組みは「パソコンの文章入力」です。
まずはアプリでウォーミングアップ後、ワープロ検定4級の文章入力(速度)です。
10分間で200文字以上の入力が合格基準であり、現在その基準クリアに向けて取り組み中です。
最近では平均して170文字前後まで入力できるようになってきました。
また先週の「194文字」は、これまでの最高入力文字数でした。
H君はパソコン画面を見ながら、
「あと6文字・・・」ととても悔しそうな様子でした。
講師も、
「惜しい、あと6文字だね~!これまでの最高だよ!」と会話しながら、次週のリベンジを誓います。
H君は課題である漢字の読みを少しでも克服できれば、入力字数も増えるようになるため、漢字の読みも併せて頑張っています。
目標の200文字入力を達成する日も近いと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
H君、来年度はいよいよ3年生。就労対策の一環としてワープロ検定4級へのチャレンジで着々と力を伸ばし、すばらしいですね。合格基準文字数まであと6文字届かなかったとのことですが、その時の悔しさが次へのエネルギーとなりますね。悔しさは真剣さと裏表です。目標は企業就労、頑張っていきましょう。