3554.~苦手を得意に~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「説明文が苦手!?」(8月29日)
おはようございます。相模原教室の臼井です。
中学生のK君は、本人曰く「国語の説明文が苦手」です。
しかし、お家でよくニュースを見ていたり、地理や歴史、ものの仕組みに関心を持っていたりするので、
説明文の内容自体には、楽しんで取り組めています。
ある日の課題文は、「食料の廃棄問題」でした。
「食料自給率」、まずは初めて聞く言葉の意味を調べます。
「日本は食料自給率が低い」、との記述に対し、
「土地が狭いからかな?」と予測を立てつつ、先を読み進めます。
続く設問では、
「一文で書きぬきましょう」や「十字以内で書きぬきましょう」といった各設問文の意味を説明すると、少し迷いながらも、見事正解することができました。
K君の興味・関心を大切にしつつ、国語独特の問題の解き方をしっかり身に着けていけるよう、指導していきたいと思います。
そしていつか「説明文が好き、得意」と言ってくれるようになるといいな、と思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
M君、「説明文が苦手」と言いつつもよく頑張っていますね。国語独特の設問への対応法を学んでいくと、却ってそこにヒントがあることにも気づきます。さて、M君との国語の取り組みですばらしいと思うのは、「記述に対して、予測を立てつつ、先を読み進める」、という点です。記述の文字面を追うだけではなく、一文一文を読み込み、自分の視点をしっかりと持つこと、そこがポイントです。こんなふうに取り組んでいけば、きっと「説明文が好き、得意」となることでしょう。