発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

1582.Elephasホリデーブログ  ~ことばの意味が成立するとき~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)


「羹に懲りてなますを吹く」
「石が流れて木の葉が沈む」

この2つのことわざの意味がどうにも解らなかった生徒さんがいました。

それが1年経って、別の機会に再び触れると、今度は
「なるほど。わかった」と合点がいった様子です。

「羹」とは、熱いお吸い物だそうです。「なます」はなます、でも生徒さんは
「なます」を「ナマズ」と混同していて、魚かと思っていたそうです。

「なます」の説明をしても、頭からは「ナマズ」が離れず、かつてはどうにも理解に至らなかったようです。

「石が流れて・・・」の方は、その説明の「ものごとが道理とは逆になっていること」の「ものごと」とか「道理」の理解がしっくりこなかったようです。

それが今では、抽象的な言葉の理解が進み、カチッと何か噛み合ったような手応えを覚えたかのようでした。


では、この1年間に何が変化したのでしょうか。

新聞記事を読んだり、テキストの要旨をまとめたり、ということを習慣的に繰り返してきました。
また対話を通して、言葉に丁寧に対応するトレーニングも密に行ってきました。
そのある種の緊張感を伴った状況から今は少し解放されて、積み重ねてきたことと適度な緊張のほぐれが、
言葉を受容しイメージ化する程よい状況にあるのかもしれません。

たった一つの言葉が躓きの原因となって、意味が理解しにくいことがあります。
逆に、一つの言葉がを受容できたことによって、全体の意味が成立することもあります。

これは、そんな顕著な例であるように感じます。




発達支援教室Elephas・造形リトミック研究所
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公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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