4890.~長いブログに・・・~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「5年間を思い返すと」(12月15日)
おはようございます。朗豊ゼミナールの井上です。
5年以上通塾されている高3のTさんが、いよいよ来春、
ご自身の夢に向かって最終段階の学校である専門学校へと進学されます。
ブライダル衣装をデザインから仕立てまで自分の手で手掛けたいという希望をもって高校は服飾科のある学校を選択。
それから早3年、その思いはTさんの生き生きとした振る舞い、そして選択している専門科目で手掛ける作品でいくつかの賞を受賞していることからも伝わってきます。
振り返ると、講師がTさんに出会ったのは、Tさんが中1の時です。
当時はといえば、話しかけてもおとなしく、あまり目立つ存在ではなかったように思います。
それが今は“大変身を遂げた”と言っても過言ではないほど変わられました。
中学生の頃は、勉強も何のためにやっているかわからないといった感じで自己肯定感も低かったTさん。
今は、目標の為には全てが勉強なんだという姿勢にいたり、学業の成績も上昇し続ける日々でお見事だと思います。
高校受験の時だったでしょうか。
「将来やりたいものはこれです」と静かな口調で、自分のやりたいことを絵にして差し出してくれたTさん。
自ら描いたという花嫁衣裳の絵を数枚見せてくれました。
それを見た講師ははっとしたことを覚えています。
もともと絵の上手なTさんでしたが、そこには自分がデザインしたウエディングドレスを花嫁さんに着てもらっている未來の画像があったのです。
本心本物の気持ちが強く込められていると感じました。
発言は少なめでしたが、その後もいくつか描いて見せてくれた絵はTさんの考えを知るに十分でした。
5年間を思い返すと尽きませんが、Tさんが素敵なウエディングドレスを作って世の中を彩ってくれることを祈ってペンを置きたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
長いブログ、しかし二十行ほどでそれほど長くはありません、もちろん短くはありませんが。中学1年生からのTさんの歩みは講師の報告から把握していました。このブログを通してそのさまざまなことが思い出されます。Tさんの成長、Tさんの夢、夢の実現への具体的な実践、チャレンジ、努力、それをサポートしてきた講師の思い、熱意、努力、それらがこの二十行ほどに凝縮されていますので、何だかとても長く重みのあるものに感じます。Tさん、合格おめでとうございます。更に夢への歩みを進められますように。