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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

675.ほんとうの意味で、ひとりひとりを

675.ほんとうの意味で、ひとりひとりを 
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 3月の東日本巨大地震、それに伴う原発事故で、ひとりひとりが生き方を問われました。そして、それは今もなお続いています。ひとりひとりに意識改革が迫られています。

 さまざまな意見が発信されている中で、ある小説家とあるコラムニストが言葉こそ違え、共通のことを言っていました。

 「今回の地震による死者の数は、何万何千何百何人、と言われるが、ひとりひとりの死はそういうまとまった数では表すことができません。私の父であり、私の母であり、私の妻であり、私の夫であり、私の息子であり、娘であり、姉であり、兄であり・・・、ほんとうに、ひとり、ひとり、なのだ」と。

 教育においても、「なん%の子どもが」とか「うちのクラスでは」という見方ではなく、ほんとうの意味でひとり、ひとりに目が向けられなくてはなりません。

 学習の評価は、2000年以降は観点別の3段階の絶対評価に移行してきてはいますが、
真ん中の「できる」、その右の「もう少し努力」と評価される分野については、その子どもはその分野の理解がほとんどできていない、と言っても過言ではないでしょう。一応クリアできたと考えてよいのは、「よくできる」と評価された分野のみです。

 問題は、「よくできる」と評価されなかった分野、「よくできる」と評価されなかった子ども達へのその後の対応が責任をもって行われているか、ということです。

 成績は、ひとりひとりの生き方につながっていくものです。いわゆる「良い成績」をとらせることだけが教育の目標ではありませんが、そこへの個別の教育努力と、ひとりひとりの生き方という視点をもった教育と評価が不可欠です。

 ことに義務教育である小学校、中学校では、親の身になってひとりひとりの子どもの学校生活と学習状況の把握と評価、その後の対応が的確になされるべきですね。



造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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