4750.~受験、自己と向き合う~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「総合型選抜/推薦入試対策、本格始動」(7月5日)
おはようございます。朗豊ゼミナール秋津教室の滝です。
総合型選抜や推薦入試で大学合格を目指す高校3年生にとって、この7月は本格始動の大切な時期です。
提出書類による一次審査、そして二次審査へと続くAO入試では、
それまでの準備がしっかりできているか否かで明暗が決まる、と言ってもいいでしょう。
秋津教室のKさんも9月の一次審査に向けて、エントリーシートを書き始めました。
「まずは、自己PRを固めよう!」ということで、Kさんの自分史を講師がinterviewerとなって作成することに。
平安期の文学が好きになったきっかけが小学校の授業で知った十二単衣だったことや、
写真に興味を持った理由が幼い頃の出来事にあったことなど、次々と、
講師がメモを取るのも追いつかないぐらいの速さで語られます。
講師の質問はさらに続き、
「中学の学校行事で一番の思い出は?」と尋ねると、Kさんは黙ってしまいました。
暫くしてから、
「…、修学旅行を楽しみにしていたんだけど……、3回延期になって、結局、中止になっちゃって…。」
「……」、「……」、
講師も言葉を失いました。
コロナで残念だったね、と安易な慰めも言えませんでした。
Kさんと同じように、多くの高校生が辛い経験しているのだろうと思いながらKさんに掛ける言葉を探していると、
「でも、家に居る時間が多かった分、アニメを観たり、本を読んだり、良かったこともありました」と笑顔で語り掛けてくれました。
講師は「そうだね、悪いことばかりじゃなかったんだね」と言って、話題がアニメに移ると、
Kさんは日本のアニメの優れた所をまた早いテンポで語り始めました。
◇ワンポイント・メッセージ
夏休み前から、早、対策スタート。すばらしいテンポですね。昨日のSEOLEO研修では昨年度の合格実績の詳細を共有し、今年度の受験生とそれに続く次年度、次々年度受験生への対策をそれぞれの講師が夏期講習に向けて再考することができました。実績報告の中では、これまでの自己を探求し、再確認し、解釈し、将来に向けていかに生きていくかと真剣に考える生徒さんの姿に触れました。高校進学前の中学生とは思えないような、切実であり凝縮された言葉に驚くとともに感じ入るものがありました。受験体験はどの生徒さんに対しても、大きな成長をもたらします。Kさんもこれからより深く自己に向き合い、それを言葉としていかれることでしょう。充実した夏となりますように、頑張っていきましょう。