3109.~古典を楽しむ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「古典にも意欲」(3月27日)~
おはようございます。国分寺教室の西岡です。
この春高校へ入学する生徒さんのおひとり。予習として、英語の音読やパソコン入力、古文の基礎学習などを進めています。古文については、最初「分からない」と消極的でしたが、学習を進めるうちに少し難しい問題にも「やってみます。」と意欲を見せています。
「折節の移り変るこそ、ものごとにあはれなれ」・・・徒然草を読みながら、「作者の気持ちがわかる」と頷いていました。
住んでいる街の紹介文に「自然と緑に囲まれたきれいな公園が近くにあります」と書いていたこと、また、自己紹介カードには「好きな季節は冬です。雪がきれいだから」と書いていたことも覚えています。
美しい自然の風景が好きな、真面目で心優しい生徒さん。高校生活も心から応援しています。
◇ワンポイント・メッセージ◇
静かに、坦々と日々学習を積み重ねていらっしゃるようす。古典にも意欲を持ち始め、“もののあはれ”も解するようになったとは、お見事。
古典で学んだ情趣が現代の街にも浸透し生きているのは、本当にすばらしいことです。まさに古典ですね。古典は現代を生きる私たちに具体的につながりがあってこそ古典です。
学習というより、古典自体の楽しみに気づかれたようですね。