3067.~受容~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「だからもう一回」(2月6日)~
おはようございます。統括本部の福沢です。
2月も中旬に向かい、高校の受験が本格化してきました。
すでに自己推薦などで、結果が出た生徒さんも多くいらっしゃいます。
思うような結果がでなかった、そんな生徒さんもいらっしゃるでしょう。
そんな時、私たち講師はどのように対応したらよいのでしょうか。
毎年、この時期になると、そんなことに心悩ませます。
「まだ次がある、頑張れ!」と言えばよいのでしょうか。どんな言葉が、その生徒さんの心を支えてあげられるのでしょうか。「頑張れ」、という言葉はすぐに出てきますが、今までその生徒さんなりに頑張ってきたのに、さらに「あと少し頑張れ」、と言うのは、なぜか酷な気がしてしまいます。
このごろ私は、「思いの通じなかった学校は、君にとって心地よい場所ではなかった、これから受けるところが君の心地よい居場所になるに違いない、だからもう一回チャレンジしていこう」、というようなことを言うようになりました。
こんな言葉で、次へと前向きになってもらえるかは分かりませんが、どの生徒さんにも必ず居心地のよい学校があるはずです。それを見つけるお手伝いを、3月まで続けていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
日々朗報が届きますが、残念ながら100%合格ではありません。
親御さん方もそれを心配されて、受験すること自体をためらわれる方もありますが、
生徒さんの心は意外に強いもの。次へと気持ちをつなげていっています。
「あんなに頑張ったのにダメだった…」と最初は落胆しても当然ですが、結果を受け止め、受け容れる力もあります。
周囲の者はそうして成長しようとする子どもたちの力をしっかりと支えていってあげましょう。合格か否かという目に見える結果だけでなく、目標に向かって努力した月日、そこから得た目に見えないものに大切なものがあるのです。