4323.~穏やかに~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「歳月を振り返ると…」(2月23日)
おはようございます。国立北口教室の今村です。
小学4年生のRさんは4才の年少さんの時から教室に通っています。
年少さんでの体験授業のことを今でもはっきりと思い出します。
教室の入り口で、
「いやだ、帰りたい」と号泣。
お母さまが、
「こうなると今日は無理です」とおっしゃいましたが、泣いたまま何とかお母さまの膝の上に座り、
お父さまが横からサポートしてくださる状態でのスタートでした。
しかし、教室の楽しい音楽を聴かせると3~4分で泣きやみ、ノリノリになってきました。
筆具を全く持ちたがらないので線を描いたことが無いと伺っておりましたが、講師の促しにつられてクレヨンを持って、ひょろりと横線を描かれたとき、ご両親がとても驚かれました。
そのRさんは、今では、お金の3桁の取り出しをすいすいと行い、ひらがな、カタカナでワークに解答を書き、
漢字もどんどん読みます。
前回の授業の際3桁-3桁のなかなか面倒な計算を解きながら、
「楽しい」とつぶやいたので、講師は嬉しい驚きでした。
毎回行いたい学習のリクエストがたくさんで、全てを行うために集中して次々と課題に取り組んでいきます。
ここまでの歳月を振り返るとこの先のご成長がとても楽しみです。
◇ワンポイント・メッセージ
そうですね、Rさん、ここ数年とても落ち着かれ、学習の伸びには著しいものがありますね。しかも、学習中に「楽しい」とのつぶやきが漏れるとは、すばらしいことですね。Rさんの学習への興味や意欲、その片鱗は体験授業の時に既に見受けられます。成長に伴い、いろいろな心理的な機微や学校環境、お友達との関係性などさまざま要素はあると思いますが、親御様はじめ、周囲が穏やかにサポートしてあげること、その成果ですね。