うつろひ プライス・ダウン・リイシュー盤さだまさし,服部克久フォア・レコードこのアイテムの詳細を見る |
昨年の7月以来、久々にこのシリーズをアップしました(笑)
「揚子江の最初の一滴」が見てみたいとの思いのもと、中国大陸に渡って作り上げたドキュメンタリー「長江」が11月に封切りされました。当時私は今は無き阪急プラザ劇場に封切り日に見に行ったっけ(笑)もちろんとても素晴らしい映画でしたし、大ヒットしましたが、あまりにもお金がかかりすぎて、さだまさしは今後のアーチスト活動を自分の理想とすることとはほど遠い活動を強いられます。今現在のさだまさしを思えばとてもいい借金だったかもしれませんね(笑)
1981年にはシングルが2枚、アルバム「うつろひ」が発表されていますが、例によって他にどんな歌が売れた1年だったかを確認したいと思います。
1 ルビーの指環 寺尾 聰
2 奥飛騨慕情 竜 鉄也
3 スニーカーぶる~す 近藤真彦
4 ハイスクールララバイ イモ欽トリオ
5 大阪しぐれ 都 はるみ
6 長い夜 松山千春
7 街角トワイライト シャネルズ
8 恋人よ 五輪真弓
9 チェリーブラッサム 松田聖子
10 守ってあげたい 松任谷由実
11 ブルージーンズメモリ 近藤真彦
12 恋=Do! 田原俊彦
13 愛はかげろう 雅 夢
14 夏の扉 松田聖子
15 ツッパリHigh School Rock'n Roll(登校編) T.C.R横浜銀蝿R.S.
16 みちのくひとり旅 山本譲二
17 メモリーグラス 堀江 淳
18 帰ってこいよ 松村和子
19 シャドー・シティ 寺尾 聰
20 ヨコハマ・チーク 近藤真彦
まだまだ私が歌える歌ばかりです。ただし・・・12位と20位は歌詞カードがあっても歌えないかも(爆)演歌とアイドルとJポップがバランスよく売れてますね。。。とてもいい時代です。そして、さだまさしのシングルは残念なことに20位には入っていませんね。
ってことでさだまさしの1981年のご紹介を。
まずはシングル盤2枚のご紹介
驛舎/APRIL FOOL 1981年2月25日
驛舎って書いて「えき」と読ませます。この曲自体は知らない人が多いと思われますが、イントロ部分は、たとえば旅行の番組の場面転換などでよく使われます(爆)この驛舎の音楽とともに、水のせせらぎや花に舞う蝶などのカットが入って場面転換・・・って感じです。
都会で疲れ果てた「元カノ」の帰郷を駅で迎える男・・・って風景の歌です。
カップリングの「APRIL FOOL」はさだまさしの曲の中で数少ないボサノヴァの一曲です。別れた「うそつき男」のことをいまだに忘れられない女性を主人公とした歌です。
生生流転/むかし子供達は 1981年9月25日
映画「長江」のワンシーンをジャケットに使ったシングルですが、そのタイトルで想像がつくように、「当たり前に生きること」について歌った、さだまさしらしい一曲です。私自身はB面の「むかし子供達は」が好きです。ここで歌われている子供達は、もちろんさだまさしが子供であった昭和30年代の子供達ですね。
アルバム「うつろひ」のタイトルにはさだまさしのこだわりがあって、それまでのアルバムのタイトルが「帰去来」「風見鶏」「私花集」「夢供養」「印象派」と。すべて漢字三文字でしたが、今回は「うつろひ」とひらがな4文字。そのかわり、収録曲のタイトルがすべて漢字三文字という彼ならではのこだわりを見せてくれています。
1. 住所録
今、アドレス帳って皆さん持ってます?
携帯やパソコンの中に入ってる人が多いと思います。我が家は年賀状の表は手書きなので、アドレス帳を利用していますが、この「住所録」にも歌われているように、アドレス帳を替えることはないですが、年々名前を消す人が増えてきました。
もちろんこの歌は別れた過去の人を歌っているんですが(笑)
2. 鳥辺野
ギターの弦の「キュキュ」って音がたまらなく素敵な曲です。
鳥辺野とは、京の都の東部に位置する、いにしえからの葬送地(墓地)にあたりますが、「遠近(おちこち)」なんて言葉を使うのは、やはりさだまさしだけだろうなぁ。。。時期はちょうど今頃の時期を歌っているかも。
3. 第三者
歌の歌詞は、最初の一行が決まったら、あとは意外と簡単に出来上がるらしいです。で、この曲の最初の一行が、やはり素晴らしいです。
「死んだ珈琲 挟んだままで・・・」って歌詞はなかなか出てきません。
4. 邪馬臺
昨年公開された「まぼろしの邪馬台国」の主題歌は、絶対にこれだと思っていました(笑)宮崎康平はこのアルバムの発売される前年に亡くなり、生前に可愛がられたさだまさしからの鎮魂歌です。
5. 肖像画(ポートレイト)
ちょっとこのアルバムの中では違ったテイストのこの曲ですが、前作「印象派」のときに収録されなかった曲らしいです。フルオーケストラで聴いてみたい曲です。
6. 昔物語
どことなく「加山雄三」風な曲なんですが、さだまさし自身がこの曲を作ったときにはまだ20代だったわけで、大学を卒業して10年ぶりに「ドリカム」状態だった3人で会おうという内容なんですが、どう考えても、30代前半ではこんな「枯れた」感じは出ないと思います(笑)
7. 明日檜
1970年代後半から60年代にかけて関西では「鶴瓶新野のぬかるみの世界」って深夜放送が絶大な人気を誇っていました。この曲を聴くたびに、当時鶴瓶が『明日檜』は、『ぬかるみの世界』を歌っている!」っていてったことを思い出します。
8. 分岐点
たぶん「さだマニア」には人気の高い作品(笑)私もこのアルバムの中では次に紹介する「黄昏迄」と共に好きな曲です。さだまさしの曲には「昔の恋人」がよく出てきます。男って、やはりいつまでも昔の恋人が忘れられないのかも(笑)
9. 黄昏迄
最近はあまりライブで演奏されることはないみたいだけど、一時はこの曲はラスト及びラス前に相応しい、とてもスケールの大きな曲です。さだまさしの曲の特徴として、歌詞の内容が目の前に広がるんですが、この曲はその悲しい歌詞の内容と裏腹に、とても明るく大きな未来と夢を感じるんですね。
10. 小夜曲(セレネード)
この曲の作曲は服部克久なんですね。さだまさしが他の人の作った曲を歌うのは本当に稀なんですね。歌詞はもちろんさだまさしなんですが、文語体で書かれた歌詞がとても心地いいです。
当時小学生だった私です(笑)
アルバムもなつかし!
・・・そして今は「お母さんといっしょ」にて
さだまさしの「ピンクの魔法」を熱唱しています(笑)
歌詞をなんとかしてくれー!
と、泣きたくなりますけど(笑)
歌いづらい~。
当時大学3年だった私です(爆)
お父さんがさだまさしファンだっけ?
そうそう!「NHK」にここ数年めちゃ貢献しているのに、なんで紅白落選したのかが不可解です(笑)