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夜からの雨が降り続く中、地域防災訓練が行われました。流石に参加者はめちゃ少な・・・と予想されましたが、役員を含めて200人以上が参加しました。
TOPの写真は大災害時のトリアージについての説明です。海堂尊原作の「ジェネラル・ルージュの凱旋」の映画で今は参議院議員となった山本太郎が次々運ばれてくる重症患者のトリアージをするシーンが一番印象に残っています。ようするに患者をその重症の程度により、黒、赤、黄色、緑に選別しタグを付けるシーンです。
黒はすでに事切れているもの。赤はすぐに治療をしないと危ないもの、黄色は軽症者、緑はほぼ無傷って感じで選別し、誰を優先して治療するかというとてもつらい作業です。重症患者は意識も失っているパターンも多く(もちろんだからこそ最優先での治療なのですが)実は意識もはっきりしている軽傷患者のほうが本人の感じる傷の痛みはひどいかもしれません。しかし、あくまでも命優先なわけで、すぐに治療しなくとも命に別条はないと判断されるわけです。
今回のこの講習会は、笑いも含めてのものでしたが・・・っていうのも、それぞれが脈拍や血圧、意識の有無などを設定したベストを着せられ、「あんたはもう死んでるから黒!」なんて冗談を言いながらのものでした。ただ、もしもこういう状況になった場合、重症患者の他人よりも軽症患者の身内を先に治療して欲しいのが当然ですし、死亡と診断され黒のタグを付けられることがあったとしても諦めきれない人もいるでしょう。
あの映画の中でもそうした場面が出てきましたが、こうしたトリアージについて地道な啓発活動を続け、多くの人にそのことをしらしめる必要があります。っていいながら・・・やはり当事者になれば納得出来ないことになるのでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/1c/b5d5919ceae86503d24e534f4bcef111.jpg)
心肺蘇生(心臓マッサージ)は「もしもしかめよ亀さんよ」のリズムがいいそうですが、おそらくその場面に出くわしても「あれ?何の歌やっけ?」などとなるのが普通の人です。1分間に100~120ほど圧迫してくださいっていわれても、なかなか出来ないでしょうね。だからこその訓練なのですが。
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