極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

イニシエーション・ラブ (2015) 115分

2016-05-04 11:22:30 | 日本映画(DVD・TV)
イニシエーション・ラブ Blu-ray
クリエーター情報なし
バップ



 【Side-A】バブル最盛期の1980年代後半、静岡。就職活動中の大学生・鈴木は、気乗りしないまま参加した合コンで、歯科助手のマユと運命的な出会いを果たす。鈴木はマユに釣り合う男になりたいと自分を磨いていくが…。【Side-B】就職した鈴木は東京本社へ転勤となり、マユとは遠距離恋愛に。やがて東京本社の同僚・美弥子に心惹かれていく鈴木だったが…。


WOWOW ★★★☆


 概要文で「突っ込みどころ満載」って書いたのは、この物語の「根幹」の部分ではなく、この物語の主人公たちよりも数歳上で1980年代半ばに結婚してた兄貴分として、当時を知るものとしてのサブカルチャー表現についての突っ込みどころが満載ってことね(笑)

 物語はとても良く出来ていると思います。私は「数学科」と「物理学部」であれ?って思ったぐらいで正直ラストまでわかりませんでした(爆)これについてはやはりネット上では数々のネタバレが書かれているので、そこはルールとしてネタバレはこれ以上しないことにします(笑)

 まず・・・すでに車に搭載されているカセットデッキではオートリバースがついていたので、いちいちカセットを取り出してA面B面入れ替えなかったこと(笑)←そこかい!(笑)あと、小椋佳の「揺れるまなざし」や太田裕美の「木綿のハンカチーフ」松崎しげるの「愛のメモリー」などは1970年代半ばの歌だったこと。また物語中に「男女七人秋物語」に言及されていたので、この物語のラストシーンは1987年冬(1987年12月24日)ってことはわかっているので、特に1970年代なかばの歌をなぜに選んだのかが不明です。もちろんこれは原作者の趣味なのでどうしようもないことですが。原作者の乾くるみは(笑)私よりも3歳年下なので、この映画の主人公たちよりも1歳くらい年上になるのかな・・・なんて細かいことはいいとして。

 この映画を20代はどういうふうに見るんだろう(笑)自分の生まれる数年前の話なので実際にはまったく知らない時代の話。。。要するに我が親の青春時代の話で、我々(50代なかば)にとっては1950年代なかばの自分たちの親の恋愛を描いてた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見ているような感じなんだろうか。

 それにしても「携帯電話」やネットの無い時代の恋愛って、今の若い子たちには考えられないんだろうね(笑)そういうものがない時代だからこそのこの物語なんですね。
お互いをスマホやSNSなどで縛られない(管理されない)恋愛を経験させてあげたいです(笑)

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