強制代執行

　

大阪市は今日午前中にイベント開催に伴う公園整備のため靱（うつぼ）公園と大阪城公園を占拠しているホームレスなどのテント２８張について、行政代執行に基づく強制撤去に着手しました。ニュースなどでご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

　行政代執行とは
法律上の義務を当事者が履行せず、放置すると著しく公益に反する恐れがある場合、行政機関が当事者に代わり義務を実行できる制度
です。

　最近ではこれも大阪ですが、市立今宮中学横のホームレステントや、天王寺公園のカラオケ施設、また奈良法隆寺の門前売店もありました。もっともホームレステントと、公道でのカラオケ店、法隆寺の売店とはちょっとニュアンスが違いますが。

　変な言い方をすれば大阪はホームレス天国です。市内のいたるところにブルーシートテントで人が住んでいます。私は確かに「税金泥棒」って気もしないではありませんが、「人に優しい大阪」って感じももちろん受けていました。

　もちろんホームレスを歓迎するってことではありませんが、人それぞれ事情があって、本来の住処で生活できないと言う理由もあるでしょう。

　問題は・・・とても憤りを感じるのは、この時期に・・・真冬のこの時期にどうして？って言うことです。そして、今回撤去したとしても、また違う場所で生活を始めるってことです。

　行政はちゃんと通知し、法的に間違いなく行政代執行を行ったとは思いますが、もう少し話し合いで・・・って、話し合いにならないからこんなことになってしまったんだろうね（＾＾；

　いずれにせよ、双方に怪我人もでて、殺伐としたニュースでした。