90年代のアメリカ。作家を夢見てニューヨークへとやって来たジョアンナ。老舗出版エージェンシーに就職した彼女は、J.D.サリンジャー担当の女性上司マーガレットの編集アシスタントとして働き始めることに。そんな彼女に割り振られた仕事は、毎日世界中から大量に届くサリンジャー宛のファンレターを処理すること。ところが、熱烈な文面の数々に心打たれたジョアンナは、定型文での返信に抵抗を感じ、独断で丁寧な返信をしてしまう。そんなある日、予想もしなかったサリンジャー本人からの電話を受け取るジョアンナだったが…。
WOWOW ★★★☆
この作品、「ライ麦畑でつかまえて」を読んでたら、もう少し楽しめたのかなぁ?もっともこの映画のヒロインジョアンナも「ライ麦」を読んだことがないなんて言って、友人たちに「嘘だろ?で、そんな職業選んだの?」なんて突っ込まれていましたが。サリンジャーって、日本なら村上春樹みたいな存在かな?村上春樹本人はサリンジャーに影響を受けたと言ってるみたいだけど。
映画はこのヒロインの成長物語なのですが、上司マーガレット役のシガニー・ウィーヴァーとのダブル主演の感じです。彼女はどうしても「エイリアン」「ゴーストバスターズ」「アバター」のようなSFやアクション大作の印象が強いですが、本当になんでもこなせるいい女優さんです。この映画撮影時も70歳を超えているわけで、いつまでも若くて元気(綺麗とは書きにくいかも)です。
ヒロインを演じた・・・実はこの子こそがマーガレット・クアリーって名前なのですが、まだ20代後半なのでこれからの活躍が期待できるかな。
出版エージェントという仕事がなかなか面白かったです。著者の代理人として出版社へ企画を持ち込んだり、著作物の権利管理を代行する業務またはその職業を言いますが、日本にももちろんありますが、あまりメジャーな印象はありませんね。
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