箕面市で虐待によリ4歳の男の子が犠牲になりました。今回もそうなのですが、当局(児童相談所)が把握しておきながらの悲しい事件です。
児相が把握しておきながら最悪の結果になった事例が本当に多いような気がします。もちろん自分自身、もしくは近隣の人からの報告で児相なり警察なりが把握する件数は本当に増えました。このことは「ある種」良いことだと思います。「私は虐待していないか?」などと悩む親が増え、児相に相談する件数が増えた・・・ようするにそういった事例が明るみになったということと、ちょっとしたことでも本人なり、近隣の住民なりが報告するということが根付いてきたということだと思います。なので、最悪の事態は減ってきていると信じたいです。
しかし、今回の事件もそうですが結局は最悪の結果になってしまうことも多いのも事実です。
今宵は地域の会議の中で「セルフネグレクト」という言葉を包括支援の担当者から聞きました。独居老人などが「他人の世話」「医療行為」などを拒むんです。先日、もうほとんど死にかけの独居老人に何度も何度も説得し、入院させようとしましたが、拒否を続け、結局亡くなったそうです。このケースも当局が把握しながら救えなかった命ですが、もっともこちらの場合は本人の堅い意思で拒否しているわけなので、本人にとっては本望だったのかもしれません。
親に虐待されて犠牲になった4歳の男の子と、本人の堅い意思で拒絶を繰り返し亡くなった人を比べるのは無茶な話ですが、どちらも担当当局が把握していた事例であることだけは確かです。
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