極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

ブリット (1968) BULLITT 114分

2010-05-08 18:14:13 | 外国映画(DVD・TV)
ブリット [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

このアイテムの詳細を見る



 ギャング組織壊滅のため、司法取引によって一人のギャングが証人として当局に保護された。だが、護衛を担当した刑事ブリットのミスで、証人は殺されもう一人の刑事も重傷を負ってしまう。ブリットは、証人が生きている、という偽の情報を流し、殺し屋を誘き寄せる作戦にでるが……。


 DVD ★★★


 サンフランシスコでのカーチェイスシーンは「本物」の迫力があって、今の映画では観られない名シーンです。ただ、あの緑のワーゲンは何回出てくるのか(笑)もちろん、現代でも同じシーンを何台かのカメラで撮って、それぞれの方向から見せる演出は「しつこい」くらいありますが、あのワーゲンの場合、シーンが変わってからも出てくるんですね。

 すなわち、追われる車からの目線、追う車からの目線、そしてワーゲンを含む3台を前方から見る「第三者」の目線です。この3目線を現代なら切り替えて瞬時に見せますが、この映画では第三者の目線が随分遅れて映し出されます。もちろん当時映画館で観た人も「あれ?この緑のワーゲン、さっきも走ってたやん?」なんてすぐに分かったでしょうね(笑)

 レンタルビデオが普及する以前の映画作品は、繰り返し何度も観られるようなことを考えずに作ってるのであまり気にならなかったと思いますが、1980年代半ば以降は何度も繰り返し見られることを前提に作らなければいけません。


 って・・・まったく本編には関係のない話かも(笑)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 訓練の賜物(笑) | トップ | ネバダ・スミス (1966) NEVAD... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

外国映画(DVD・TV)」カテゴリの最新記事