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赤穂城断絶(1978) 140分
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忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻(1959) 183分
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赤穂浪士(1961) 150分
1月にWOWOWで忠臣蔵の2作品、そしてディアゴスティーニから東映時代劇シリーズで出た作品の3作品を数日かけて見比べてみました。この上に紹介している順番に観たわけです。
先に書いておきますが「忠臣蔵」を扱った映画は、昨年末にも公開された「最後の忠臣蔵」を含めて、数えきれないくらい製作されていますし、映画黄金期には東映だけではなく、東宝も大映も松竹もそれぞれオールスターキャストで製作され、どれも大ヒットしたそうです。
もちろん今回紹介する3本よりも素晴らしいと評価される忠臣蔵映画はありますが、それを観ていない私が見比べたっていうのもなんともおこがましいんですが(笑)
何度かこのブログにも書いていますが、我が家は播州赤穂の出で、ご先祖さまは瓦屋をやってたそうな。。。もちろん本家の墓も赤穂にありますし、私にとっては幼少から何度も訪れている「ふるさと」でもあります。が、しかし・・・今まで忠臣蔵については殆ど観たことがなく、「赤穂城断絶」ぐらいかなぁ・・・公開当時も観た物は。なので、忠臣蔵を母体としたいろいろな逸話についてはまったくしりません。
忠臣蔵を描いた作品は史実もあれば、「仮名手本忠臣蔵」からのエピソードであるもの、その時その時の脚本家が創った物など色々あって、どこまでが本当か創作かが分かりづらいのも面白いんですね。
「赤穂城断絶」は深作欣二監督作品。なにもかも派手な演出なんですが、これもすでに30年以上も昔の作品です。50歳の私には端役以外は殆ど名前と顔が一致する役者さんばかり・・・
中でも一番美味しい役は物語終盤で出てくる吉良屋敷の隣屋敷の主、土屋主税を演じる三船敏郎だったかも。
「忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻」「赤穂浪士」は松田定次監督の作品。東映の忠臣蔵で最高傑作と言われている1956年の「赤穂浪士 天の巻・地の巻」の監督でもあります。たった5年間で3本の忠臣蔵を監督したっていうのもすごいですが、この1950年代から60年代にかけて、他の映画会社の作品も含めて、いったい何本の忠臣蔵映画が作られたんでしょうね。3作品とも出ている役者さんも多数いるんですが、中でも薄田研二って役者さんは3本とも「堀部弥兵衛」です。もっとも1954年の東宝作品「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」でも演じています。また彼はその以前には吉良上野介も数回演じているとか(笑)
この2作品では片岡千恵蔵が大石内蔵助を演じているので、お互いのフィルムを混ぜて、再編集してもまったく違和感ないかも(笑)
とりあえずこの3本で一番面白かったのは「忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻」でした。「赤穂浪士」は大佛次郎の原作モノで、創った部分が多くてね。でもまぁ、それも忠臣蔵の面白さでしょうね。
あとね・・・この時代の女優さんがみんなきれいなのも改めて驚きました。美空ひばりも可愛かったよ(笑)
そして・・・今朝のワイドショーをみてびっくりしたのがキアヌ・リーヴス主演で「忠臣蔵」をハリウッド・リメイクする映画『47RONIN』の製作発表記者会見。真田広之が大石内蔵助で、浅野忠信が吉良上野介だって(笑)大石内蔵助の討ち入り当時の年齢が45歳ってことなので真田広之はいいと思うんだけど、浅野忠信が若すぎるよなぁ。。。
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