1953年のイギリス、ロンドン。役所の市民課に勤める英国紳士の公務員ウィリアムズ。仕事一筋の彼だったが、淡々と事務処理をこなすだけの毎日に虚しさを感じ始めていた。そんなある日、不治の病で余命半年と宣告されてしまう。人生の意味を問い直していく彼はやがて、それまで誰からも顧みられることのなかった地域の母親たちからのある陳情と真剣に向き合おうとするのだったが…。
WOWOW ★★★★
黒澤明監督、志村喬主演の迷作「生きる」のリメイクだけど、基本的に同じってことに感動しました。さすがに1952年の「生きる」は画像も悪く、モノクロってこともあって、正直現代を生きる人達にとってはめちゃ見てて疲れる映画です。セリフもちゃんと聞き取れないし。
またリメイク版はオリジナルよりも40分短くても、話はちゃんと伝わるし・・・てか、黒澤版ではそのシーンが一番面白いと思われる「お通夜」での同僚たちの酔っ払いながらの故人を偲ぶシーン・・・これが正直言って長すぎるんですね。もちろんみんな酔っ払ってるし。リメイク版では列車内コンパートメントで4人で数分故人の人となりを話し合うシーン。こちらはおそらく5分もないでしょう。
もちろんオリジナルが素晴らしいからこそ、外国でもリメイクされるわけで、オリジナルの方に軍配をあげたいんだけど・・・このビル・ナイ版も十分に素晴らしかったです。
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