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すでにミュータントの大半が死滅した2029年。超人的な治癒能力を失いつつあったローガンももはや不死身の存在ではなく、長年酷使してきた肉体の衰えは火を見るよりも明らかだった。彼はリムジンの運転手で日銭を稼ぎ、メキシコ国境近くの寂れた荒野で年老いたチャールズ・エグゼビアの面倒を見ながらひっそりと暮らしていた。ある日、ガブリエラという女性が現われ、謎の少女ローラをノースダコタまで送り届けてほしいと依頼する。そんなローラを追って冷酷非情な男ピアースが武装集団を率いて迫り来る。ローガンは渋々ながらもローラ、チャールズとともに、過酷なアメリカ大陸縦断の旅に出るのだったが…。
映画館 ★★★★
確かにこんな落ちぶれたウルヴァリンはみたくないし、アルツハイマーになったプロフェッサーはみたくないんだけど、さすがに二人とも歳は取るわけで(映画の中だけでなく演じてる二人ともってことね)このシリーズの最初の作品「X-メン」は2000年の作品、二人共17歳年をとったわけだし(笑)
ヒュー・ジャックマンはノンクレジットの「X-MEN:アポカリプス」も含めて9作品でウルヴァリンしてたわけで、彼がここまでの役者になれたのも2000年の第一作(この時彼は32歳かな)がなかったらと考えると、やはり彼にとってのウルヴァリンは唯一無比のキャラクターなわけで。一応この作品で卒業するというようなことも伝わってますが、まだ50歳前の彼、まだまだこの役を続けて欲しいという気もします。
さてさてこの映画ですが、噂に違わずこのシリーズ9作の中でも12を争う出来だと思います。最初に書いたように落ちぶれたヒーローをみるのは辛いものがありますし、ネタバレにはなるかもしれませんが一応二人は終わったわけで、ちゃんとケリが付いたようにも思えますし、この手の映画にツキモノのエンドクレジットでのお楽しみ映像もなかったことを思えば、やはりこれで一段落でもいいのかもしれません。
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