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アメリカから40年ぶりに帰国した広岡仁一は、かつて世界チャンピオンを目指していた元ボクサー。アメリカで判定負けを喫したのを機に引退し、やがて畑違いのホテル業で成功を収めていた。広岡は、かつて所属していたジムを訪れ、亡き前会長の娘でジムを継いだ令子から昔の仲間の消息を聞き、彼らに会いに行くことに。そんな広岡に前に、不公平な判定負けに怒り、ボクシングを諦めかけた若者・黒木翔吾が現れ、自分を指導してほしいと懇願してくるのだったが…。
映画館 ★★★☆
沢木耕太郎原作の映画化なので、タイトルを変えるわけにはいかないだろうし、正直タイトルをみて「あ!春に散るんだ」なんて(笑)正直なところ、どのような散り際を見せてくれるのかな?なんて。
冒頭の居酒屋のシーンで桜の花びらが佐藤浩市のもとにひらひらと。。。室内なのに(爆)こんな演出しなくってもいいのになぁなんて、物語の結末を予感させるものでした。
ネタバレしない程度に話を進めますが、横浜流星は後半タイトルマッチの挑戦者として試合を戦いますが、そこに至るまでが話がさっさと進んでしまって。もともと物語の初登場時にそこそこ戦績がよかったものの、プロレスのような判定で負けて腐っていた彼だからこそ、あっという間にタイトルマッチの挑戦者になるのかもしれませんが、タイトルマッチの前哨戦までの苦悩と苦労をもう少し見せてほしかったかな。
もっともそれじゃ「春に散」らないのですが(笑)
佐藤浩市の兄貴の娘・・・要するに姪っ子の橋本環奈もいつの間にか、同居し、いつのまにか横浜流星と恋仲になっているのは「こうなるのは当然でしょ?」みたいな制作者側の手抜きも感じました。
佐藤浩市と私は同い年。確かに劇中では白髪も染めず、実年齢よりも随分老けた役柄には見えますが、横浜流星の年代の男の子に「じいさん」呼ばわりはされたくないんだよね(爆)
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