ズブズブ「萩生田光一」政調会長が旧統一教会にすがった理由 「選挙に弱い」叩き上げ政治家の悲哀
2022/08/21 15:00 (デイリー新潮)
真実を話していないのは誰もが承知
デイリー新潮が8月16日に報じた、萩生田光一政調会長が生稲晃子参院議員への支援要請のため、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の施設を訪問していた問題が“大炎上”している。しかし、どのメディアも触れていないのが、「創価学会の牙城」とされる八王子を地盤とする萩生田氏が“なぜ旧統一教会とズブズブの関係にまでなったのか?”だ。その謎を解くカギは、萩生田氏の政治家としての“アキレス腱”にあったという。
8月18日、萩生田氏は参院選公示前の6月に生稲晃子氏を伴って八王子市内にある旧統一教会の施設「八王子家庭教会」を訪問したことを認め、「(今後は)一線を画していく」と話した。
萩生田氏の説明によれば、旧統一教会との繋がりは、地元支援者のなかに教団の友好団体「世界平和女性連合」の会員がいたことから始まったとされる。
「旧統一教会と友好団体の関係について問われた萩生田氏は“名称は非常に似ているけれども、あえて触れなかった”と苦しい言い訳をしてみせた。その一方で、生稲氏を伴っての訪問はみずからが“了解した”と、自身の判断だったことを認めました。メディアが萩生田氏と旧統一教会の関係に注目するのは、教会との繋がりが発覚した自民党議員のなかでも関係の深さが際立っているためです」(全国紙政治部デスク)
萩生田氏と旧統一教会の接点については2012年3月、萩生田氏の後援会などが世界平和女性連合に1万5000円を支出。以降、19年までに計6回、総計9万円を会費として支出していたことが明らかになっている。
また11年5月には関連団体で講演していたほか、14年に開かれた旧統一教会主催のイベントに参加した際は来賓挨拶まで行っていたことも報じられている。
09年の落選が“依存”の契機
「現時点で80人を超える自民党議員が旧統一教会と関係のあったことが判明していますが、多くは祝電を送ったり、会合への出席、パーティ券を購入してもらうなどといったもの。そのなかで萩生田氏のように議員側から複数回、会費を協会側へ納めていたケースは異例です」(同)
萩生田氏は地元選挙区である東京・八王子市出身。91年に八王子市議に当選して3期務めた後、東京都議を経て、03年の衆院選(東京24区)で初当選。しかし09年の衆院選で敗退し、比例復活も叶わなかった経験を持つ。
地元政界関係者の話。
「もともと二世でも家柄が良いわけでもない萩生田さんは、お金も強力な支援組織もないなかで選挙を戦ってきた。八王子を含む三多摩地区は伝統的に“組合が強い”地域のため、なおさら萩生田さんにとって選挙は毎回ラクなものでなく、票集めには苦心していた。そんな萩生田さんにとって09年の落選のショックはとても大きく、それを機に統一教会への傾斜が“グッと強まった”と地元では囁かれています」
不思議なのは、八王子は連立政権を組む公明党の支持母体「創価学会」の“牙城”である点だ。学会でなく、支援を頼った先が旧統一教会だったのはなぜか。
学会からソッポを向かれる悲哀
八王子市には創価大学のほか、創価学会東京牧口記念会館などの重要施設が集まり、都内でも屈指の“学会王国”のひとつとされる。
学会関係者によれば、「八王子と調布は重要拠点に位置付けられている。この2地域に関しては学会票は十分にあるため、選挙の際に自民党が困っていたら票を回せる裁量の余地はある」という。
しかし、前出の地元関係者はこう話す。
「理由は知らないが、萩生田さんは学会票をそれほど当てにできなかったようだ。三多摩地区で宗教票といえば、創価学会や真如苑などの名前がまず挙がり、統一教会はどちらかといえばマイナーな部類に属する。それでも落選の憂き目に遭い、評判は悪くても一定の票数や選挙支援が見込める統一教会にすがりつく道をあえて選んだのでしょう」
創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生氏はこう指摘する。
「萩生田氏が要職に就くようになったのは、安倍晋三元総理という後ろ盾の存在が大きく、学会員は萩生田氏を“安倍の秘蔵っ子”として見ている人間が多かった印象です。つまり安倍氏とセットで“右寄り”の政治家と見られていて、平和主義の意識が高い学会員にとって萩生田氏のような政治家とは距離を置く傾向がある。当然、選挙になっても熱心に応援する対象とはなり得なかったでしょう。事実、私が以前、取材した学会関係者の萩生田評は決して芳しいものではありませんでした」
萩生田氏と旧統一教会の関係はまだ一端が公になっているに過ぎず、果たすべき説明責任は依然、残されている。
デイリー新潮編集部
「エモすぎる風景」切り取った一枚に反響
2022/08/20 08:00 (Jタウンネット)
ガラスに映る朝焼けが、最高に美しい... 江ノ電の「エモすぎる風景」切り取った一枚に反響
朝に撮った江ノ電が最高に綺麗だった―2022年8月、そんなコメントとともに投稿された息を飲むような写真がTwitter上で注目を集めている。
映っているのは駅のホーム。上空には紫がかった雲、その下には海が広がっている。
線路上に佇む電車のフロントガラスは朝日に照らされ、どこか懐かしく幻想的だ。
こちらは、東京を中心に活動する学生フォトグラファーのszuna(@_szuna)さんが江ノ島電鉄・鎌倉高校前駅で撮影した写真。
あまりにもノスタルジックな一枚はツイッター上で大きな反響を呼び、18日時点で9800件以上のリツイート、 13万4000件を超えるいいねを集めているほか、
「窓にうつる朝日がまた最高ですね️」
「違う世界に繋がっていそうですね。」
「全てが情緒があって美しいです❣️」
「スラムダンクの背景そのまんま」
「紫の色が本当にキレイ〜」
「違う世界に繋がっていそうですね。」
「全てが情緒があって美しいです❣️」
「スラムダンクの背景そのまんま」
「紫の色が本当にキレイ〜」
など感動の声が寄せられている。
フロントガラスに映る絶景
鎌倉高校前駅といえば、様々なドラマやCM、マンガやアニメなどの舞台・モデルになった場所として有名だ。駅のホームの前には湘南の綺麗な海が広がり人気の撮影スポットにもなっている。
szunaさんもこれまで何度も江ノ電の風景を写真に収めており、「ノスタルジーな江ノ電はとても写真映えするので撮影してても見てても楽しい気分になれます」と語る。
今回の写真を撮影したのは、冬の朝6時ごろ。
「真っ先に見えたのが電車の窓にオレンジ色の空が反射していて綺麗だなと思いました」
と撮影時を振り返った。
とくにお気に入りのポイントは、窓に映る朝日。確かに、朝焼けの空を映したスクリーンに見えるほどの美しさだ。
血管年齢の「老化」と認知症につながる「糖化」を防ぐ食べ方のコツ
2022/08/17 09:26 (日刊ゲンダイDIGITAL)
西剛志氏(C)日刊ゲンダイ
【脳を元気にする勝負飯「低GI食」】#7
食事を取るとき、多くの人がカロリーを気にするが、GI値が高いか否かも気にしたほうがいい。GI値が高いと血糖値が上がりやすくなり、糖尿病などのリスクが高まる。そして、当連載で西さんが伝えてきたように、「脳のパフォーマンスを鈍らせてしまう」。急激に血糖値が上がると、眠気やだるさに襲われ、脳のパフォーマンスは低下するのだ。
「カツ丼は、カロリーの視点で見ると“高い”食事になりますが、GI食の視点で見ると“低い”食事です。衣があって油で揚げる、さらにタンパク質が豊富な卵で閉じている。こうした要素が重なることで、消化を緩やかにし、血糖値を上げづらくします」
GI食は、食事に新しい視座をもたらす。西さんは「低GI食は脳の“サビ止め”と解釈していただいて構いません」と断言する。
「血糖値が急に上がると、糖がタンパク質と結合する“糖化”という現象が起こります」
糖化は、老化物質(エイジス)を生成するといい、細胞の老化を促進させる。
「その結果、血管年齢が老けてしまい、認知症につながりやすくなるともいわれています。高血糖になればなるほど血管はボロボロになりますから、低GI食を摂取することは、糖化予防にもなる。まさしく、サビ止め効果というわけです」
人間の脳が、エネルギーとして最も効率的に直接利用できるのは、炭水化物の中の“糖質”(ブドウ糖)のみ。3大栄養素の他の2つ、タンパク質と脂質も脳のエネルギー源になるが、燃焼効率はよくない。そのため、「過剰な糖質制限や低糖質の食事法は、脳のエネルギー不足をもたらし、集中力が続かないなどのパフォーマンス低下を招く」と西さんは説明する。
つまり、食事を健康の観点、やる気の観点の双方から眺めたとき、低GI食こそどちらもカバーする最適解というわけだ。
■TPOに合わせてできる範囲で
その上では西さんは、「毎日、低GI食を摂取する必要はありません」とアドバイスを送る。
「できる範囲から心がければ大丈夫です。そして、TPOに合わせた摂取をしてほしい。たとえば、午後から体力を使うようなスケジュールがある場合は、その分エネルギーも使うし、体も動かします。こういうときは低GI食ではなく、エネルギーを蓄えられるような食事を取る。一方、集中力を要するデスクワークや会議などがある際は、低GI食を取るというように、自分でアレンジしながら取り入れるといい」
自分のできる範囲から変わっていこう──。
「自己決定がとても大事です。誰かから言われたから、ルールだからという理由で続けるとストレスになってしまう。無理なく自分が実感できるように低GI食を生活に取り入れていってください」
脳の“やる気”を生み出す低GI食。目からウロコとは、このことだ。
(西剛志/脳科学者 取材・文=我妻弘崇)
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