
マダニの被害事例
①マダニ媒介の感染症で70代女性が重症 京都で今年初確認
2022/07/15 20:04 (京都新聞)
京都府は15日、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に丹後保健所管内に住む70代の女性が感染した、と発表した。女性は入院中で重症という。今年の府内での感染確認は初めて。
府によると、女性は今月8日に発熱し、意識状態が悪化したため京丹後市内の病院に救急搬送された。府保健環境研究所の検査で、15日に感染が判明した。
マダニは春から秋にかけて活発になる。府は「草むらや森林に入る時は長袖や長ズボンなどを着用して肌の露出部分を減らしてほしい」と呼び掛けている。
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②マダニに咬まれたか 畑仕事の高齢男性が死亡 広島・呉市
2022/06/24 18:00 (広島ニュースTSS)

今月4日、呉市で、マダニが媒介するSFTS重症熱性血小板減少症候群に感染した80代の男性が亡くなっていたことがわかりました。
呉市によりますと、亡くなったのは呉市在住の80代の男性で、先月30日に、発熱や嘔吐、下痢などの症状を訴え入院しましたが、今月4日に亡くなったということです。
詳しい感染の経緯はわかっていませんが、男性は畑仕事をしていたということです。
マダニが媒介するSFTSの死亡事例は、呉市では、これが今年初めてのケースです。
SFTSウィルスを持つマダニに咬まれると、6日から2週間程度の潜伏期間を経て、発熱や頭痛などの症状が出て重症化すると死に至るケースもあります。
呉市は、農作業や山に入る場合、長袖、長ズボンの着用などマダニに咬まれないような対策を呼び掛けています。
③尾道市の70代女性 マダニ原因の感染症で今年初の死亡例 広島
2022/06/20 17:50 (広島ホームテレビ)
尾道市の70代の女性がマダニ類に咬まれたことが原因とみられる日本紅斑熱で死亡しました。
県内では今年初めての死亡例ということです。
県によると尾道市の70代の女性は今月9日に発症し、15日に医療機関に入院しましたが死亡したということです。
県が検査したところ、マダニ類に咬まれたことで感染する日本紅斑熱に感染していたことが分かったということです。
女性には左胸にマダニとみられるさし口がありました。
この感染症は病原体を持ったマダニ類に咬まれると2日から8日の潜伏期間ののち発症。
高熱が出た後に米粒から小豆ほどの紅斑が出ますが、かゆみや痛みはないのが特徴だということです。
県はマダニ対策として屋外で作業するときは長袖などで肌を覆うよう呼びかけています。
④マダニ媒介ウイルス感染症、87歳男性が死亡…日常的に畑の草刈り作業
2022/06/05 07:45 (読売新聞)
熊本県は3日、熊本県上天草市の男性(87)がマダニを介して発症する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に感染し、死亡したと発表した。同県内では今年初めて。
県によると、男性は5月24日に発熱の症状で受診した。28日に熊本市の病院に入院し、30日に血液検査などで感染が確認された。6月2日に容態が急変して亡くなった。刺し口などはなかったが、日常的に畑の草刈り作業などをしていたという。
県健康危機管理課は「森林や草地に入る場合は、肌の露出を少なくしてほしい」と呼びかけている。
マダニ等による感染症に注意!
(大阪府感染症対策情報から引用)
春から秋にかけてマダニが活発化します。マダニに咬まれると重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱などの病気になることがあります。また、つつがむしに咬まれると、つつがむし病になることがあります。山登りや野外活動等で、藪や草むらに入るときは、マダニやつつがむしに咬まれないよう注意してください。
※重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、つつがむし病等のダニ媒介感染症は、ウイルスや病原体を保有した動物を吸血したダニの体内でウイルスが増殖、そのダニがヒトを吸血することで感染します。
※重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、つつがむし病等のダニ媒介感染症は、ウイルスや病原体を保有した動物を吸血したダニの体内でウイルスが増殖、そのダニがヒトを吸血することで感染します。
感染症名
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
潜伏期間
6日から14日
症状
発熱、食欲低下、おう気、おう吐、腹痛、全身倦怠感など。
重症化し、死亡することもあります。
重症化し、死亡することもあります。
感染症名
日本紅斑熱
潜伏期間
2日から8日
症状
発熱、頭痛、全身倦怠感など
感染症名
つつがむし病
潜伏期間
5日から14日
症状
発熱、赤黒く盛り上がったカサブタ(刺し口)、発しんなど。
重症化し、死亡することもあります。
重症化し、死亡することもあります。
感染経路と対策
人は、病原体を保有しているマダニに咬まれ、感染します。
マダニは家庭内に生息するダニと種類が異なり、山林や草地といったシカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する環境に多く、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などにも生息しています。
マダニが活発に活動する春から秋にかけては特に注意が必要です。
山林や草地などマダニが生息しているような場所に立ち入る際や農作業を行う際には、マダニに咬まれないように以下を参考に対策をとってください。
マダニは家庭内に生息するダニと種類が異なり、山林や草地といったシカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が出没する環境に多く、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などにも生息しています。
マダニが活発に活動する春から秋にかけては特に注意が必要です。
山林や草地などマダニが生息しているような場所に立ち入る際や農作業を行う際には、マダニに咬まれないように以下を参考に対策をとってください。
(1) マダニから身を守る服装 | |
・長そで長ズボン、長靴等を着用し、できるだけ皮膚の露出を避ける (レインウェアのようななめらかな生地には、マダニがつきにくく、白 っぽい服装のほうが服についたマダニを発見しやすい。) ・首には、タオルを巻くか、ハイネックのシャツを着用する ・軍手や手袋を着用する ・農作業や草刈りなど行う場合は、ズボンのすそを長靴の中に入れる ・ハイキングなどで山林に入るとき(長靴でないとき)は、ズボンのすそを靴下に入れる |
(2) マダニから身を守る方法

(3) 虫よけ剤の使用
・マダニに対する虫よけ剤が2013年から新たに認可されました。マダニの付着を完全に防ぐわけではありませんが、マダニがつきにくくなる効果があります。

マダニに咬まれた場合の対応について
ダニ類の多くは、長時間(10日以上のこともある)吸血します。吸血中のマダニを無理に取り除こうとすると口器が皮膚の中に残り、化膿することがあるので皮膚科等の医療機関で適切な処置(マダニの除去や消毒など)を受けてください。
マダニに刺されて数日後に、発熱、頭痛、発疹等の症状が出た場合は、医療機関を受診し、医師にマダニに刺されたことを相談しましょう。
また、山林や草地に立ち入って、1から2週間してから発熱などの症状が出た場合にも、念のため医療機関を受診しましょう。なお受診の際には、山林や草地に入ったことを医師に申し出て下さい。
マダニに刺されて数日後に、発熱、頭痛、発疹等の症状が出た場合は、医療機関を受診し、医師にマダニに刺されたことを相談しましょう。
また、山林や草地に立ち入って、1から2週間してから発熱などの症状が出た場合にも、念のため医療機関を受診しましょう。なお受診の際には、山林や草地に入ったことを医師に申し出て下さい。
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