「家族で」と言いながら、いまだ結婚前の話で、今回のお城は松江城です。
妻から、山陰でカニを食べようとのお誘いが、せっかくなのでついでに松江城にも寄ることに。
時は2月で中国山地には雪も積もっていたので、電車で行くことに。
松江城は、松江駅から巡回バスが出ていて、街の風景を見ながらお城まで行けました。
松江城は現存12天守の一つで、その中でも規模は割と大きい方。
城の規模もなかなかのもので、周りのお堀は観光船が出ているようでした。
城の上まであがり、天守から外を眺めると宍道湖が眼下に広がり、とても素晴らしい眺め。
いろいろな城があり、いろいろな眺望があり、日本っていいな～としみじみ。
無事にスタンプも押して、カニも食べて帰りました。
この後、妻と結婚することになり、次のお城からはタイトル通り、家族でスタンプラリーとなるのでした。
妻が夕食の支度中、子供たちが妻の周りに集まってちょっかいを出している。
妻が危ないからあっち行けと怒るが、子供たちは言うことを聞かない。
最終的に妻がぶち切れてしまい、こりゃ不味いと思い、父親が出動。
いつもは怒鳴って叱るところだが、妻がこれだけ言って聞かないし、
息子は怒鳴られることに慣れて、大声で叱ってもあまり効果が無いかな・・・と思い、
静かにお説教をするスタイルを試みた。
まず息子を和室に連れていき、ふすまを閉めて向かい合って座る。
料理をしているとき、コンロや包丁を使っている、
コンロに触れたら、包丁に触れたらどうなるのか、と問いただし、
危ないから、お前がケガしないように、ママは叱っているんだと、説教をした。
息子はいつもと違う父親のスタイルに威圧されたのか、しょんぼりして今にも泣きそうな顔。
つづいて、娘を連れていき、同様に一対一でお説教。
娘は泣きながら、父親の話を聞く。
子供たちが悲しんでいる姿を見て、正直、私も辛くなったが、ここで引いてはいかんと思い、
説教をやり切った。
その後、息子と娘はおとなしくテーブルに座って、ご飯ができるのを待っていた。
やっぱり冷静に自分で考えさせるような叱り方の方が効果あるんだな・・・と実感。
まあ、毎回、子供たちに対して冷静でいられるわけでもないので、難しいかもだけど。
昔は父親が威厳をもって、説教をしていたようだが、だんだんそのようなスタイルも廃れていく世の中、
しかし、時には威厳を持ち、子供たちと接するのも大切かもね、
かくいう私も、妻に毎日のように叱られるので、父親としての威厳は地に落ちているが・・・トホホ。
年が明けて正月も過ぎたころ、妻からまたお城へのお誘いが。
今回は赤穂城に行こうとのこと。
赤穂といえば、赤穂浪士が有名ですが、お城も有名なのですね。
赤穂城へは赤穂線というJRの路線があるようでしたが、本数も少なそうなので車で訪れました。
お城へ着くと、結構立派な堀があって街のシンボルになっている様子。
明石城といい、兵庫県は結構、良いお城があるんだな～。
そして妻と二人でお城を散策。
さらに近くに大石内蔵助をまつった神社もあるとのことで、ついでにお参りもしました。
そして、帰りはお城の近くにあった和菓子屋で、塩饅頭なるご当地グルメを食して帰りました。
兵庫県の端で、こじんまりとした街でしたが、お城を中心とした歴史と伝統が感じられる素敵な街でした。
しかし、年末・年始とお城を訪れて、妻の日本百名城巡りは本気だな～と感じたのでした。
妻からクレジットカードの家族カードを作るように指令がでた。
何で？と聞くと、物価上昇で食費を払うと妻の収入では赤字になるので、
食費はクレジットカードで私の口座から落とすようにしたい、とのことだった。
我が家は食費は妻、それ以外は私、携帯代やガソリン代はそれぞれの財布から、という決まりであった。
それに楔を打とうとしているのだ。
いやそれはちょっと、と言ったところ、全額ではなく、私に一月当たり5万円渡すから、
それ以上の金額を負担するように、とのことだった。
妻は何とか食費を月5万円でやりくりしていたが、物価上昇の影響で、
5万円では全然足りなくなったようなのだ。
そういわれてみれば、昔、このブログに会社の自販機のカップヌードルが200円に値上がりしたと書いたことがあったが、
今の会社のカップヌードルの値段は260円、30%も値段がアップしているのだ。
妻の収入が1.3倍になっているはずもなく（もちろん私の収入も）、それは足りなくなるよな・・・と納得、
私の財布も苦しくなるが、しょうがないので、妻からの提案を承諾し、家族カードを作ることにした。
ニュースでは物価上昇は３～４％みたいな数字が出ていたが、体感では３０％の上昇なんだけどな・・・。
政治家は賃上げや物価上昇を抑えるどころか、私腹を肥やしているような状況だし、
日本の未来も我が家の財政もお先真っ暗だな、トホホ。
年も暮れ、12月31日。
当時、付き合っていた妻から連絡が。
「年末だから、お城に行きましょう」、え？ こんな時期にどこに行くの？
妻から誘われたのが岡山県総社市にある鬼ノ城。
存在は知っていたが、スタンプラリーでもないと行かないようなところだな、しかも年末に・・・。
ということで、二人で鬼ノ城まで行きました。
お城といえば、戦国時代を想像しますが、日本百名城の中には古代の城も含まれていて、
鬼ノ城は大和朝廷により築かれたと言われている、古代の山城なのです。
当然、当時の建物は残っていませんが、今は城門が復元されています。
早速スタンプを押しにお城の駐車場にあるビジターセンターに・・・って閉まっているではないか！
年末は開いていないのか、しかし、スタンプは押せるように準備されていました、セーフ。
お城は開放されていて、訪れることができました。
山城なので、山道を歩きながら史跡を転々と散策。
城の敷地はかなり広く、相当な規模だったようで、古代の日本にロマンを感じました。
しかし、年末にお城に誘われるとは、妻もなかなかの城好きだな・・・としみじみ思う年の瀬でした。
