ユイガハマーナ

山歩きも作品制作もヤブ道好きの鎌倉野良キツネの備忘録です。

「フレデリック・バック展」とドングリな企画☆

2011-08-17 | 美術展
   おおっとっ、ドングリな話題なのに、いきなり悩めるピーマン男が~っ

      
     (大きなグリーンの頭と、後ろの青い軽トラが好相性でしょ

     ・・・なっ、楽しげな商店街を抜けてたどり着いた先は、・・・

      
       東京都現代美術館の「フレデリック・バック展」

昨日は、久しぶりの休日っ。1日だけだけど、zukkeの夏休み(*^▽^*)
やらなきゃいけないこと、まだまだたくさんあるけれど、とにかく1日リフレッシュ
そして、夏休みはやっぱり美術展でしょっ、てっことで、二の姫チョイスの「フレデリック・バック展」へ行ってきました。

前情報無しで行った美術展ですが、フレデリック・バックさんとは、短編アニメーション部門でアカデミー賞を2度も受賞したというカナダのアニメーション作家さんです。
では、アニメーション作品の展示だけかと思いきや、戦前戦後と、色々な国を旅した時のスケッチや労働する人々のスケッチ、民族色豊かな工芸品のスケッチ、そして、イラストレーターや店舗デザイナーをしていた頃の作品、・・・その作品の数たるや、そのスケッチに描かれた情報の数たるや、・・・いくら長い人生を歩んで来られたとはいえ、とてもひとりの方の作品展とは思えない膨大な量でしたっ!
そして、これだけの絵を描いて来た方が作られたアニメーションっ、圧巻でした
表現者として、描くことの大事さをまざまざと見せられた感じですっ!描かなきゃ

   ・・・と、感慨にふけったところで、美術展に付きもののお土産はっ?
      
ドングリグッズを買うと、後からドングリや苗木が送られて来て、それを3~4年育てて大きくなったら里山に返して植樹するという企画が気に入って買ったドングリストラップと、フレデリックさんのくまイラストが印刷されたキャンディー缶でっす
zukkeに送られて来るのは苗木でなくドングリなので、芽吹かせることができるかどうかも怪しいのですが、この地球に緑を増やすためがんばりたいです

      そして、これまた付きものの美術館カフェメニューはっ?  

美術館2階のアジアンカフェ「カフェ・ハイ」にて、「ムラウイ」と呼ばれるモロッコ風パイと大好きなベトナムコーヒーを堪能いたしました
「ムラウイ」は、パイとパンケーキの間のような食感で、添えられたココナッツアイスが美味でした~っ!
               うふふ~っ  

いきなり悩めるピーマンで不安になったzukkeですが、お脳に刺激と美味スイーツを堪能できたので、しっかりリフレッシュして、今日より9月に向かってのクマ作業再開で~すっ!  


              ドングリ拾うの好きな人っ
              
              ポチッっと、よろしくです

*新宿伊勢丹の作品展、本日開催です~っ!zukkeのクマ達、がんばるんだよ~
       

三沢厚彦さんのアニマルズ

2010-08-04 | 美術展
あっこんにちは!おりこうさんにしてるから、zukkeに噛み付かないでくださいね~

ぐるる~っ。ボクは、そんな野蛮なことしませんよ~・・・と、チータさん

えっ?ここは、アフリカですか?

いえいえ、日本の平塚市。「平塚市美術館」の中ですよ~・・・と、ガゼルさん

そうです。彼らは、zukkeが週末美術展を見に行った「平塚市美術館」の受付前に展示されている彫刻家「三沢厚彦」さんの「アニマルズ」さん達です

よほどこの美術館が気に入ったのでしょうか?彼らが展示されていた美術展が終わっても、ここにいたのですね~

美術展ではカメラに納めることは御法度でしたが、ここではOKということで、美しいお姿が撮り放題ですよ~

この「平塚市美術館」で三沢厚彦さんの美術展があったのは、2007年の春。zukkeが東京から湘南へ引っ越して来た翌年の春です。
zukkeは、その美術展で初めて「平塚市美術館」を訪れ、三沢厚彦さんのダイナミックな作品も初めて間近で見ることができました!
「三沢厚彦アニアルズ+PLUS」という美術展です。実物大?・・のおっきなシロクマさんや、ゾウさんの作品が印象的でした。お家も作れるような大掛かりな作業風景の写真も心に残っています!・・・ダイナミック大好き・・・でも、その作品のアニマルさん達の目は、どれもみんな優しげなんですよ~

       
おおっ、ユニコーンさんもいらしゃったのですね~!・・・ふむふむ、今は三沢さんとともに鹿児島県の「霧島アートの森」に行ってらっしゃるのですね~。
・・・でも、鹿児島はちょっと遠い帰っていらっしゃるのを、お待ちしていますよ~

チェコの人形

2010-08-03 | 美術展
夏休みの美術展って、親子で楽しむファミリー向けのものが多いですよね。
ここ「平塚市美術館」も、まんま子供の夏休み期間の7/17~8/29、しかも小中学生無料という「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」が開かれています。

2年ごとにスロヴァキア共和国で開かれている世界最大規模の絵本原画展にて諸々の賞を取った各国の作品や、国内選考を経て出品された日本の作家さんの原画が展示されていますが、zukkeはこの美術展の特別展示としてやってきたチェコ共和国の人形達に会いに来ました
チェコは人形劇のとっても盛んな国、人形劇の博物館はもちろん、大学で人形劇を専門で学べたり、家庭用の人形劇場もあったりします!
今回の展示では、その人形劇の歴史を垣間見れるような人形達や家庭用の人形劇場の展示の他に「人形劇団プーク」さんによる操り人形のデモンストレーションもあります

 *人形劇団プークによる糸操り人形のデモンストレーション*

 7月31日(土)、8月1日(日)、7日(土)、8日(日)
 
        各日14:00~14:30、15:00~15:30


・・・そのデモンストレーションは、人形達の展示室のすみっこで、あたかもチェコの街角で突然始まるように始まりました
小さくても劇場風の所で演技するのかと思っていたzukkeはちょっとビックリです
前の方に陣取った人達(zukke含む)は、小さい子供さんも大人も、後ろの人達に配慮して体育座りで人形師さんを見守ります。・・・そんな、ちょっと懐かしいかわいい空間になりました!こんな風に劇(人形の扱い方のデモンストレーションだけど)を見るのは、zukkeの姫達の幼稚園時代のおゆうぎ会鑑賞、もっと古くは紙芝居見物(古過ぎ)以来でした。

とっても貴重な人形達、そしてどうしてもまじかに見たかった家庭用の人形劇場、操り人形の扱い方のデモンストレーション・・・と、内容はとっても充実した展示でしたが・・・せっかくなので、チェコの町並みの写真や人形劇の写真なども大きく引き延ばして展示してあったら、もっと雰囲気が盛り上がるのではないかと思ってしまいました
ちょっと地味目の展示でしたが、このチェコの人形の展示は、日本では初めてらしいですよ~

・・・そして、もちろんお昼にはこの美術館ご自慢のレストラン「ラ パレット」にて、この展示期間中限定のチェコ風の牛頬肉の煮込みをいただいてまいりました。
        
まんま、ほっぺが落ちそうなくらい美味しくて柔らかいお肉でしたよ~

葉山の美術館

2010-04-28 | 美術展
ちょっと、鎌倉からはずれて葉山の話題です。

鎌倉には美術館がたくさんありますが、公立の美術館といえば「神奈川県立近代美術館」
日本初の近代美術館だそうで、鶴岡八幡宮に隣接している「本館」「別館」、そして「葉山館」の3つの美術館から成り立っています。
その中の「神奈川県立近代美術館_葉山」は、2003年に宮様の別荘跡地にできた比較的新しい建物で、海に面したロケーションの美しい美術館です
・・・それなのに、画像がなくてスミマセン

zukkeは、湘南、海の側に住みたいな~・・・と、一生懸命その住処を探していた頃から、この美しい美術館が大好きで、よく遊びに来ていました!・・あっ、もちろんアートも鑑賞していましたよ~!
その頃は車やバスで来ていましたが、今回は、やっぱりランで来ちゃいました~

鎌倉から葉山までの道中ご案内は、また今度!・・・ということで、今回は現在展示中のアートのご紹介です!

     
アニメーションに詳しい方はご存知と思いますが、ロシア・アニメの巨匠、ノルシュッテン&ヤールブソワ夫妻の作品が、4/10~6/27まで展示されています!
「アニメ」と略称するより、ちゃんと「アニメーション」といったほうがいいかもしれませんね!
ロシアのアニメーションと言うと「チェブラーシカ」や「ミトン」のような人形アニメがよく知られていますが(キャラクター・グッズもたくさん販売されていますしね)、夫妻のアニメーションは何層にも重ねたガラス面に切り絵を配置して、それを動かしていくというもので、「マルチプレーン」と呼ばれている技法だそうです。
遠くの背景のガラス面、近くの背景のガラス面、動かす人物のガラス面・・・という風に、5~6枚?・・のガラス面を重ねて奥行きを出すという方法です。(アドビソフトのイラストレーターやフォトショップのレイヤーのようなものと想像して下さい)
そして、そうやって出来上がったアニメーションの幻想的で美しいことといったら・・・そうなんです。この展示では、アニメーションのために描かれた絵の展示の他に、その代表作のアニメーションも観ることができるのです
午前の部と午後の部、1時間程度、長短4本のアニメーションが鑑賞できます!
到着した時間の都合で、zukkeは午後の部しか観られませんでしたが、そこで観た「アオサギとツル」「話の話」「冬の日」「外套」は、「ジャパンアニメ」とはまったく違う、絵本や絵画がそのまま動き出したような・・・まるでシャガールの絵画が動いているような、そんな感銘を受けました

・・・ああっ、これは是非とも午前の部の「キツネとウサギ」「霧の中のハリネズミ」も観なくてはなりません
(「冬の日」と「外套」は、午前午後、両方の部で観られます)
午前の部は11a.m.から(午後の部は3p.m.からです)・・よっしゃ~、9a.m.に鎌倉出発すれば間に合うかな~?・・・もちろん、ランで・・です