日本には昔から、長寿を敬い、お祝いする言葉があります。しかし、最近は長寿を喜べない政治が行なわれています。
年金の引き下げ、医療費の負担増、介護保険の後退、館林でも敬老祝金の縮小など次々と行なわれています。
長寿を祝う言葉どおりに、高齢者が大切にされる社会をつくりたいものです。
還暦(かんれき 60歳)
最初の長寿を祝う言葉は還暦、60歳です。書いて字のとおり、60年経つと自分の生まれたときの暦に戻ることから、そのように呼ばれています。
古稀(こき 70歳)
唐の詩人・杜甫の「人生七十古来稀なり」に由来するといわれ、当時は70歳というのは稀であったようです。
私が議員になった年、1974年の市内の70歳は、377人でしたが、2012年は1062人と、3倍近くになっています。
ちなみに私も2月に古稀を迎えます。
喜寿(きじゅ 77歳)
喜の字を草書体で書くと、七十七と読める形から、ついたようです。7が並ぶこともおめでたいことのようです。
傘寿(さんじゅ 80歳)
傘を略すと八と十を重ねた形になるため。
米寿(べいじゅ 88歳)
米の字を分解すると、八十八となるためです。
卒寿(そつじゅ 90歳)
卒の字を略して、九と十を重ねた形から。
白寿(はくじゅ 99歳)
百から一を引くと白になることから。
紀寿(きじゅ 100歳)
70歳と同じ、「きじゅ」と読みますが100年は、一世紀をあらわすため、「紀」をあてています。
1974年には市内の100歳は記録されていませんでした。2012年では、10人おり、100歳以上が24人おりました。
長寿に関する名称はまだまだありますが、一般的に知られているものを紹介しました。
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