過去最多のメダル獲得
世界最大のスポーツイベント、オリンピックが終わり日本は過去最高のメダルを獲得しました。選手やコーチ、家族や周りで支える人たちの、すさまじい努力に感嘆しています。
選手たちは血のにじむような努力をし、栄冠を勝ち取った喜びに満ちあふれていました。競技力の向上、施設の充実によってなしえたことでもあります。
プロ?アマスポーツ
しかし、私は手放しで喜ぶことができません。本来オリンピックは、アマチュアスポーツであるべきではないでしょうか。最近の大会にはプロスポーツ選手の参加も認められ、技術力も格段とレベルアップしていますが、本当にこれでいいのだろうか?
またプロでない多くの選手も、プロ以上に練習環境が整い、練習時間も保証されている(海外遠征などの経済的保障)。こんなことを考えるのは私だけなのかな?
地方が置き去りに
2020年の東京オリンピック開催に向けて、競技施設や会場問題で右往左往しています。確かに最高の施設で、最高の競技ができることは素晴らしいことです。
建設費も莫大ですが、終わった後の施設の維持管理費はそれ以上に多額の経費がかかることも事実です。
地方では、現在あるスポーツ施設が老朽化しても、財政的に補修もできず四苦八苦しているのが現状です。スポーツの底辺を広げるのには、一極集中ではなく、地方の施設整備にも国は目を向けてほしいものです。
金メダルは「ゼロ」でも
オリンピックの後に開催されたパラリンピックでは、1964年の東京大会以降初めて金メダル「ゼロ」でした。しかし、オリンピックの選手以上に、困難な条件の中で戦った姿には胸が熱くなりました。
日本の選手ではありませんでしたが、卓球の選手で、両腕に障害があり、口にラケットをくわえ、足の指にボールをはさんで高く投げあげてサーブをする、見事なものでした。
どの種目の選手も障害があることを感じさせず、笑顔で競技する姿に拍手を送りました。中でも視覚障害者の選手は、競技するのにも、練習するのにも健常者の助けを借りなければならず、選手も支える人も信頼関係がなければ成り立たないことを痛感しました。
館林市でも、障害者スポーツに目を向け始めたところですが、たくさんの課題をクリアしなければなりません。
私は、卓球を多少しているので、一度、車いすの卓球を体験してみたいと思います。
もっともっと障害者も健常者もスポーツの機会を増やしたいものです。名実ともに「スポーツ健康都市」館林市にしたいものですね。
(写真=車椅子バスケットボール)
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