人生100年時代と言ったところで、最初の20年余りで、残りの80年が決まってしまう。
わずか20年余りで、その後の人生が、地獄行きか、天国行きか、決まってしまうのだから、残酷な話だ。
ただ、世襲の人間だけは違う。生まれた時から、天国行きと決まっている。
身も蓋も無い、極端な、例え話のように思うかもしれないが、これが、今の日本社会の、一面の真実なのだ。
もし、最初の20年余りの人生に敗れても、その後の人生に、果敢に立ち向かって行けば、その姿勢や心意気が評価され、時間はかかるが、やがて天国にたどり着ける。なんて、ハッピーエンドなら、救いがある。
しかし、実際には、敗者復活など無い世界。地獄に落ちた大多数に、天国に這い上がるチャンスなど、滅多にない。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のように、天国にいる者の気まぐれに、すがるくらいしか、手立てが無い。
結局、人生80年だろうと、100年だろうと関係無い。最初の20年余りで、全てが決まってしまうのだから。
皆んな、そんなことは分かっている。だから、もがき、悩み苦しむのだ。しかし、そのうちに、何も考えなくなってしまう。考えない方が、幸せな人生を送れるからだ。
しかし、「人間は強い」、捨てたものでは無い。地獄行きだろうが、そこには「人の痛みが分かる」仲間がいる。
天国に行った、ライバルと、しのぎを削ることしか知らない、ギスギスした連中などより、はるかに幸せになれる。
この際、来たる「選挙」で、目障りな天国の連中を駆逐してやろう。
駆逐するのは、与党の連中ばかりでは無い。野党にも、目障りな連中は、たくさんいる。
衆議院議員の皆様、首を洗って待っていて下さい。
