これまで、いろいろなゲームに、ハマった。
一時期は「信長の野望」にハマって、自分の未来を、ゲームの結果に委ねようと、週末、朝まで、真剣にゲームにのめり込んだ。
そのとき、天下をとった感動は、今でも忘れられない。足の先から、頭のてっぺんまで、体の震えが止まらなかった。馬鹿みたいだが。
他にも、途上国の海外プロジェクトの現地部隊の宿舎で、「納豆ご飯」とスーパーマリオにハマった。高知出身の母は、納豆が大嫌い。そのせいで、私も、納豆なんて食べたことがなかったが。人間、他に食べるものが無ければ、なんでも食べられるものだ。
帰国後、「納豆ご飯」とは、おさらばしたが、スーパーマリオは、今でも、たまにプレイしている。
他にも、いろいろなゲームをプレイした。その中でも、一番ハマったのは、2017年発売の「ゼルダの伝説」だ。
このゲームは、今でも、何もやることがないときに、プレイしている。
小学生の頃、品川区に住んでいた私が、暇を持て余して、東京タワーや、目黒のサレジオ教会や、洗足池まで出張って、「冒険だ」と遊んでいた頃を思い出すことができるゲームだ。「ゼルダの伝説」の世界では、本当に自由に、行動できるからだ。
たまに思うのだが、私たちが生きているこの世界が、仮想現実だとしたら面白いだろう。
これまでの、苦難に満ちた日々も、次のステージへ進むための修行ということなら、なお、いいだろう。ただ、そんな絵空事のようなことなど、あるはずがない。
残念ながら、私たちが生きている現実は、決して抗うことができない宿命の世界。どんなに苦労しても、決してクリアできない「死にゲー」の世界だ。