国際基督教大学(ICU)を卒業して、メガバンクに勤めていた小室さんが、なぜ突然、国際弁護士という、お金と時間のかかる無謀なチャレンジに向かったのか、不思議です。おそらく、皇室という無尽蔵の財源を発掘できたからでしょう。
そもそも、国際弁護士を目指すなら、なぜ法学部とロースクールのある大学に入らなかったのか、理解不能です。
小室さんは、キャリア形成の最初の入り口を間違えてしまったのでしょう。法学部を卒業していないにもかかわらず、なぜか無理筋で、国際弁護士を目指したがために、30歳まで、長い長い回り道をする結果となってしまったわけです。
せっかく、メガバンクに就職するという僥倖を得たのに、辞めてしまう。弁護士になりたいということなのに、直ぐにロースクールには入らずに、大学院で時間を潰す。その挙句、突然、フォーダム大学という、アメリカでは二流のロースクールに留学。
ところが、今度も、おそらく皇室の力で、アメリカの大手法律事務所入所という僥倖を得ました。
ただ、かえって、大手法律事務所故に、小室さんは、ハーバードやイエール、コロンビアやNYUと言った、超一流のロースクールを出た、自分よりはるかに背の高い若い弁護士の下で働くことになります。かなりシンドイはずです。
アメリカで弁護士として生きていく小室さんにとって、学歴と年齢は、大きなハンディです。
そもそも、小室さんの経歴ならば、国際弁護士を目指すより、メガバンクに留まって、アメリカのビジネス・スクールに留学し、経営学修士(MBA)を取得して、国際金融部門で活躍する方が、はるかに、彼がイメージする世界に近かったと思います。そうした部署ならば、自分たちで企画立案したM&A案件を進めて行くために、大口クライアントとして、一流の国際弁護士を使う立場になれるのですから。
いずれにしても、日本人が、アメリカの弁護士事務所に入ったからと言って、国際弁護士になれるわけではありません。
しかも、小室さんの場合、皇室に繋がる日本人弁護士という圧倒的なアドバンテージで、「日本のクライアントはミスター小室に任せておけ」となるはずなのに、日本で嫌われていては、本末転倒です。
彼の本当のキャラは分かりませんが、小室さんは「傲慢不遜」という、負のオーラを出し過ぎです。国際弁護士として活躍したいなら、日本や日本人に対して、もっと謙虚かつ真摯に対応して欲しいものです。