どんな富士山を絵に描くのか。あまりにもポピュラーだからこそ、あなたの思い描く富士山の姿が「構図」に表れることになる。 構図のとりかたから、作者の思いが伝わり、対象への捉え方がみえてくる。
絵は、手紙や看板、標識、何かを承認してもらうための企画書と同じ。 なので、何を伝えたいのか、その目的や思いによってずいぶん違うビジュアルになる。上手いか下手かは問題ではない。 届けたい思い、テーマが伝わる構図、明暗、かたち、色。
絵の構図とは、料理に置き換えると「季節の素材を使って、その季節の素材を生かす調理をし、その季節にあった料理を完成させ視覚と嗅覚、味覚を楽しませる、季節料理の盛り付け。」のような作業とこだわりといえる。