美意識を磨く 文田聖二の『アート思考』

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筋道

2016年10月24日 21時22分53秒 | 日記
やりたいことと違う。
空しい。子どもが泣く。犬が吠える。問題が起こる。
困ったことを解決しようとする前になぜそうなったのかを考える。
その思いを理解すれば必要なことが見えてくる。
まずは自分のできることから始める。
続けていると意図する筋道が繋がってきて
解決の糸口が見えてくる。

日常

2016年10月24日 21時16分45秒 | 日記
働くと汗をかく。帰宅をすると小学生の息子が「お仕事のにおいだね。」と声をかけてくれる。その優しい気持ちで仕事の疲れが吹き飛ぶ。やっぱり思いやりや愛情が、元気な未来を創っていくと思う。

忘れていたこと。
小学生の頃、クラスの男女全員ひとり一人に毎回、絵を描いて暑中見舞いと年賀状を送っていた。それが普通だと思って絵を描いていた。そのせいかわからないが学校生活が楽しくて、辛いことはあったが嫌いな人がいなかった。

中2と小6になった息子たちと良く話をする。というか息子が自分の話をしてくれる。たまに「お父さんはどうだった?」と聞いてくれる。それが嬉しい。息子たちには将来、よく話しかけられる人、道端でもよく道を尋ねられるような人になってほしい。

表現って素晴らしい。
小学生の息子は、トイレにいきたくなると 「お便りが届いている。」といいながら走っていき、 漏れそうなときは「ポストがあふれそうだ。」と言って走っていく

もう亡くなってしまったが、大好きだった叔父の笑い声と笑顔をずっと覚えている。
そんな叔父の口癖が「上等、上等ー、偉いなー」、いつも人を褒めていた。
母方の7人兄弟の長男で戦時中に幼い兄弟たちを抱えて満州から帰国し、その後も兄弟の世話をしながら大変な苦労をしてきた強くて優しい大人。

妻とちょっとしたことで、喧嘩をするたびに思い出す映画の言葉
「妻は、間違いなく自分よりいい人間で…。彼女といるだけで自分までいい人間になれる。」
と思える人は、幸せな人生を過ごせると思う。
映画『天使がくれた時間』

息子たちがキャンプから帰ってきた。
キャンプ地での仲間と離れるときにたくさんの子たちが泣いていたらしい。
感謝の気持ちも含んでいると思うが、息子たちが連発していた言葉は「楽しかった!」この楽しいと思える時間が途方もなく重要。

高校時代に美術の先生が「セザンヌは絵を描くことを研究した。」と教えてくれたが理解ができなかった。「構図や画面のバランスを考えて、わざと形を歪めたりしている。」とか全く分からなかったが熱心に語ってくれたのでセザンヌの絵が好きになった。

その人の強さは
負けている時、負けてしまった時にみえてくるものだなと
オリンピック選手たちに教えられる。

携帯モバイルがなかった時代。
友達に会うために初めての海外旅行をした。
不都合で、待ち合わせ場所にいなかった友達の住居まで
自力でなんとかたどり着いた経験で随分と自信がついた。
困ったときにすぐに頼れるものを携帯している便利な現在では
そんな貴重な体験ができなくなっているようだ。

小さい”祭”は日常に張りを与えてくれる。
朝は”立ち食いそば”
昼休みの”散歩と書店で立ち読み”
夕暮れの”晩酌”
夜は”風呂”
深夜の”映画鑑賞”
週末の”家族”のイベント
月ごとの恒例イベント
次の”祭”を楽しみに計画し待ちこがれる時間も含めて
いつも心が満たされている。

テレビのCMを観ながらの子供のつぶやきが面白い。
「やっちゃえ、おっさん。」

恐ろしい夢
朝食を家族で食べていると息子が「恐ろしい夢を見た」と。
待望のクリスマスプレゼントが
「ラップに包まれた焼き芋とサンタのブロマイドカード」
その光景を見たときの驚きと落胆の話を興奮して語ってくれた。
「これは夢の話だからねっ」と
現実に起こらないように念を押された。

小学生の息子が「懸命 って、いいね。なんか感動するっ」と話してくれたことを
思い出してしまい踏ん張る。
『”できるか”と聞かれたらいつでも”もちろん”と返事をすることだ。それから懸命にやり方を見つければよい。』
セオドア・ルーズベルト

子供の語り
子供が昨晩みた夢の話や自分で考えたばかりの物語を語ってくれる。
力も入っているので何を話しているのか分からなくなることもあるが
そんな話を楽しく読み解きながら聞いている時に
脳が通常の数倍の速さで動いているように感じるのは、気のせいだろか。

自分が勤勉だとは思えないが、麺好きなので
早朝、出勤前に立ち食いそばを食べる楽しみがあるおかげで
休み開けの出勤がうれしい。

休日前夜
いつも息子たちは、夕食で妻と一緒によくしゃべる。
いつも休日前夜は、特にテンションが高い。食後に
「平日と休日の間が一番幸せ!!」
と歓喜しながら自分の部屋に戻っていった。
それって、本当の事、間違いでない。

子供といっしょにいると
じっとミミズをみていたり、
小雨の中、気に入った石を選んで拾っては繰り返し水道で洗ったり、
枯れてしまった植木鉢の土を掘ったりと
予想がつかない行動をひたすら続けることになる。
いつのまにか無心なり、瞑想に近い状態になる。

妻とちょっとしたことで、喧嘩をするたびに思い出す
映画『天使がくれた時間』の言葉
「妻は、間違いなく自分よりいい人間で…。彼女といるだけで自分までいい人間になれる。」
と思える人は、幸せな人生を過ごせると思う。

1日1食は麺類。 ラーメン、そば、うどん,パスタときて、たまにソーメンを食べるとおいしい。
たまにだったら、ほうとうやきしめんもテンションが上がる。 疲れているときは朝から立ち食いそばで、テンションを上げる。
実は、ペヤングソース焼きそばが復活してホッとしている。

子供の頃に家族や親戚、近所で過ごした思い出が子育ての基盤。
子育ては、二度目の人生を模索しているようだが、結局のところ健康一番で
家族や親戚と一緒に過ごせる時間を優先していくことが
子供にとっても親にとっても大切だと再認識している。

これまで息子たちと家族で色んなことをして過ごしたが、
一番の思い出は親戚が集まった一泊旅行のようだ。
やはり子供にとっては、いとこや優しいおばあちゃんとおじいちゃん、おじさんやおばさんなど知っている顔の集まる場が、一番楽しみらしい。

子どものまなざし。
身の回りにおこる奇跡を毎日、見つけて驚きに満ちている。
そんな時間に立ち会える親も充実した成長の時間を共有できるから
幸せを感じられる。

なかなか捨てられない。
最近は捨てたことで成長したことを思い出しながら片付けをしている。
大掃除で思い出の服や手紙、ノート、スケッチブック、作品…過去に捨てたことを後悔しているものがあるから、ものが捨てられない。
捨てたことで新たに手に入れられたこと、良かったことを忘れがち。

今回のオリンピックで、日本柔道が蘇った。
勝利への執念、練習量、日々の努力は以前と変わっていない。
ひたすら自分の技を磨く不毛な修行ではなく、仲間を信頼して自分の力を出し切るために、世界ルールと相手を研究し対処した練習に切り替えた。

その人の強さは
負けている時、負けてしまった時にみえてくるものだなと
オリンピック選手たちに教えられる。

通勤が東京の仕事を変える。
早朝でもこの時期は、自宅から駅までの20分ほどを歩くと一気に汗が噴き出してくる。汗をかいて頭も体もすっきりしてきたのに冷房の効いた満電車の中で急激に体を冷却され汗をせき止められる。
そのまま40分間動けない状態が続き、電車を降りるときには疲労している。

顔に出る表情にも表と裏があるように脳内も同様に感情の処理がされている。
しかも表裏どころではない裏の裏が脳内で処理されているが、その機能が20ワットほどの電力で効率的に動いている。だから錯視もしてしまう。
といった内容の夏休みセミナーを小6の息子が「面白かったー」と話してくれた。

息子たちがサマーキャンプから帰ってきた。
キャンプ地での仲間と離れるときにたくさんの子たちが泣いていたらしい。
感謝の気持ちも含んでいると思うが、息子たちが連発していた言葉は「楽しかった!」この楽しいと思える時間が途方もなく重要。

小6の息子が、夏休みの宿題のポスター(テーマ自由)で先生から「悲しい絵は描くな、みんなが手をつないでいるような明るい絵を描きなさい。」といった指導に対して「僕が感じた本当のことを描きたい!」と怒っていた。
「成績が下がっても構わない。感じた本当のことを描けばいい。」と声をかけた。

「お父さん、おやすみなさい」
寝る前に毎晩、仕事をしているところにきて声をかけにきてくれる家族。どれだけ、その一言で色んなことを取り戻せているか、その嬉しい気持ちをいろんな形で伝えていきたい。

線香花火
我が家の花火大会はベランダ。床にすのこを敷いているのでバケツの底に少しだけ水を張り、そう上で線香花火を垂らして火をつける。小さな火の玉を親子で見届ける。
変わらない香りもいい、手の先にも集中して感覚を呼び覚ます時間がいい。

小6の息子が、夏休みの宿題のポスター(テーマ自由)で先生から「悲しい絵は描くな、みんなが手をつないでいるような明るい絵を描きなさい。」といった指導に対して「僕が感じた本当のことを描きたい!」と怒っていた。
「成績が下がっても構わない。感じた本当のことを描けばいい。」と声をかけた。




美の追求ではなかった絵

2016年10月24日 20時47分48秒 | 日記
美の追求ではなかった古代エジプトの伝える絵。
一見、稚拙な表現にみえるが、生物学者が納得するほど正確な特徴が描かれていて
生息を証明する重要な資料になっている。
古代から絵を描くことは日常的な伝達手段、記録手段として活用されていた。

アートは人の身代わり。
エジプト王は、神と親戚関係にあるとされ、
王の権力が絶対であり絶大であった。
王の死には廻りの者達が生け煮えになるという慣習があった。
その慣習に代わり、副葬品が人の身代わりとして
多くのアートが生まれた。

それらは、神への冒涜を表すことになるから。
迷信による原始的な残酷さと美しいものをつくる能力が共存していた古代エジプト。
古代エジプト人は「人の目」を通したもの、また「人の意見」を通した表現を全く受け入れることがなかった。

気づき

2016年10月24日 20時40分26秒 | 日記
人は経験によって色の感じ方が違うことにゲーテは気づき
ダ・ヴィンチは老若男女の違いを解剖によって発見し
画家コローは光の演出によって奥行を具体的に設定できることなどに気づくまで庶民は何の疑問も持たずに日常のこととして見過ごしてきた。

自分の視点が変わることで世界の見え方が変わる。アートに触れることで、日常を非日常に変えるのではなく、あまりにも日常的で普通のこととして見過ごしていることに気づいたり、見つけたりして、結果的に今までの日常が変わる。

道ばたの草木や石ころに心を引かれる人もいる。
「そんなことで?」
でも、その人にとっては幸せなのである。
心が揺さぶられるものも人によって違う。
絶対的な美の定義となるお手本はない。
些細な幸せを拾い集めて見える化されたものが、美。

絵を描くこともそうだが、続けているとそれまでとは違った物事が見えるようになってくる。
最初は目の前にある問題だけしか見えなかったのが情報の領域が広がっていき、
その物事に影響を及ぼしている周囲の状況が見えてきて、本質を理解していく。

思い出す言葉

2016年10月24日 20時25分47秒 | 日記
つらい時にも洒落ているイタリアのことわざ
『どん底に落ちたら、もっと掘れ!』
なんだか覚悟を感じるいさぎがいい言葉

たまに思い出して気持ちが新鮮になる言葉
「私たちの生き方には二通りしかない。奇跡など全く起こらないかのように生きるか、すべてが奇跡であるかのように生きるかである」 by アインシュタイン

言葉の記録
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。マザー・テレサ

ダ・ヴィンチは
凡庸な人間は「注意散漫に眺め、聞くとはなしに聞き、感じることもなく触れ、味わうことなく食べ、体を意識せずに動き、香りに気づくことなく呼吸し、考えずに歩いている」と嘆き、あらゆる楽しみは感覚的知性を磨くと提唱していた。

五感情報(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)で、世の中を確認し思考を組み立てているが、その感覚の83%が視覚情報。
人は現実を認識するときにまず感じ取っている。
『Don’t think. FEEL! 考えるな、感じろ!』ブルース=リー

経営の神様である松下幸之助が
「経営とは、白紙の上に平面的に価値を創造するだけではない。立体というか四方八方に広がる芸術である。となれば、経営者はまさに総合芸術家。」と言っている。

「最も贅沢なのは、職人を使うこと」
白洲(次郎、正子)夫妻のアイデアを詰め込んだ住居、武相荘。
夫妻が疎開先で住居にしていた家。

思い出す音
「太陽がみえる!きて、ママ。…きれいだなあ〜」とかわいい声が聞こえた。
言葉も心地よい音のように曲のように聞こえる時がある。

『ハックルベリー・フィンの冒険』の著者マーク・トウェインは、色んなことに気づいている。
「アダムはリンゴが欲しかったから食べたのではない。禁じられていたから食べたのだ。」
「やっかいなのは、何も知らないことではない。実際は知らないのに、知っていると思い込んでいることだ。

思考が気になる人。
『美人にキスしながら安全運転ができる人間は、キスに十分集中していない。』
『私は頭が良いわけではない。ただ人よりも長い時間、問題と向き合うようにしているだけである。』
アインシュタイン

小学生の息子が「懸命 って、いいね。なんか感動するっ」と話してくれたことを
思い出してしまい踏ん張る。
『”できるか”と聞かれたらいつでも”もちろん”と返事をすることだ。それから懸命にやり方を見つければよい。』
セオドア・ルーズベルト

「創造性とは、それがどこから得たものかわからないようにすること。」と言うアインシュタインと
ライバルの画家や友人の作品から新しい情報を直観で理解し自分のものとして身につけてしまうピカソは
「エッジ・エフェクト」に生きていたといえる。

みつけた言葉
「救われたいという気持ちが、迷いじゃないかな~」

これまで物質的な発展、文明イノベーションを求められてきたが
これからは心の開放、文化イノベーション時代
「自分に不満な人は必ずいる。これを知ることである。」
「これからは競争から共生に、搾取から互助、物と金から心と愛になっていくだろう。」と経営の神様、松下幸之助は先読みしていた。