前編に続き、シヤッター写真家です。
「2019年6月末に、廃墟で有名な鬼怒川温泉に遊びに行った話」を書いておりますが、前編は駅〜宿泊施設までの記録止まりです。
「鬼怒川なのに廃墟ねぇじゃん!」って思われていることでしょう……。
ということでまず廃墟群をアップします。
「2019年6月末に、廃墟で有名な鬼怒川温泉に遊びに行った話」を書いておりますが、前編は駅〜宿泊施設までの記録止まりです。
「鬼怒川なのに廃墟ねぇじゃん!」って思われていることでしょう……。
ということでまず廃墟群をアップします。
シヤッター写真家かつ哀愁フェチの自分、大歓喜です。
窓にズームしても人の気配がまるで感じられず、何者かによって荒らされた形跡が見られました。
撮影場所はこの橋。
撮影場所はこの橋。
私の記憶を振り返ると、橋の中ほどまで進み、左手側を向いて最初の写真を撮ったようです。
左岸側に廃墟と思しき建物が集中しており、まるで橋の下を流れる鬼怒川が明暗の境として横たわっているように映りました。
左岸側に廃墟と思しき建物が集中しており、まるで橋の下を流れる鬼怒川が明暗の境として横たわっているように映りました。
天候も相俟って、賑わいの名残が極限まで薄まってしまっています。
醒めない眠りに閉じ込められ、朽ちていく運命に身を任せることしかできない廃墟群。
取り壊されずに積み重ねてきた時間の中で、黄金期の夢を見続けているのでしょうか。
そのような中、若干の動きを感じた建物もありました。
なにやら足場に囲まれたこの建物。
「火事救急は119番」?
いろいろ気になりますがとりあえず見た目かっこいいので行ってみようかと。
そして、建物付近まで近づいた写真がこちら。
「火事救急は119番」?
いろいろ気になりますがとりあえず見た目かっこいいので行ってみようかと。
そして、建物付近まで近づいた写真がこちら。
かっこいい!!ここでSASUKEしたい!!
この日は足場の門の奥に鎮座するシャッターの強キャラっぽさに満足して立ち去ってしまいましたが、後からよくよく調べて建物の正体が判明しました。
こちらはおそらく「旧藤原消防署」。
Wikipediaによると2016年3月15日に庁舎が移転となり、旧庁舎がそのまま取り残されていた模様。
道理で消防署シャッター特有の穴が開いているわけですね。
Google ストリートビューでは2018年7月撮影の、まだ足場が組まれる前の記録が残されていました。
もしかしたら私は取り壊しか何らかの工事に着手しかかった頃に偶然居合わせたのかもしれません。
廃墟は無常の景観ですから、撮影日時によりこうした大きな変化が見られるのは面白いところですね。現状確認に行きたくてうずうずしております。
もしかしたら私は取り壊しか何らかの工事に着手しかかった頃に偶然居合わせたのかもしれません。
廃墟は無常の景観ですから、撮影日時によりこうした大きな変化が見られるのは面白いところですね。現状確認に行きたくてうずうずしております。
すぐ近くのシャッターも興味深かったです。
なにやらシャッターの形状がおかしい。
シャッターはスラットという細長い部材の連続で面を構成しているのですが、このように横にずれ込んでしまうことがあるのです。
ここまで大きくずれているのは初めて目撃しましたが。
割と他人事ではなく、「スラット ずれ」で検索すると台風被害などでこのような故障を経験なさっている方も少なからずいらっしゃいます。
ご家庭のシャッターでスラットずれが生じ、使いづらいという方はメーカーや修理業者の方に相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
普段はなるべく「なんの変哲も無い街」を巡るようにしている私ですが、この旅のように「観光地の寂れた部分」に焦点を当てるとよりディープなシャッターを目撃することができました。
一時期、「もうシャッターはひと段落した気がする」とか「そろそろ新規のテーマを模索してみたい」とか、今後の方向性に非常に悩んだ頃があったのですが甘い考えです。
シャッターという1ジャンルの中でも相当多くの切り口があると思いますし、私はまだやり切っていないと常々考えさせられます。
また、この記事では他の廃墟マニアの方がよく撮影しているスポットを割愛しました。(というのも明らかに写真のクオリティ敵わないですしね……)
鬼怒川廃墟群でシャッターに着目した記録として少しでも皆様の記憶にひっかかれば大変嬉しいです。
シャッターはスラットという細長い部材の連続で面を構成しているのですが、このように横にずれ込んでしまうことがあるのです。
ここまで大きくずれているのは初めて目撃しましたが。
割と他人事ではなく、「スラット ずれ」で検索すると台風被害などでこのような故障を経験なさっている方も少なからずいらっしゃいます。
ご家庭のシャッターでスラットずれが生じ、使いづらいという方はメーカーや修理業者の方に相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
普段はなるべく「なんの変哲も無い街」を巡るようにしている私ですが、この旅のように「観光地の寂れた部分」に焦点を当てるとよりディープなシャッターを目撃することができました。
一時期、「もうシャッターはひと段落した気がする」とか「そろそろ新規のテーマを模索してみたい」とか、今後の方向性に非常に悩んだ頃があったのですが甘い考えです。
シャッターという1ジャンルの中でも相当多くの切り口があると思いますし、私はまだやり切っていないと常々考えさせられます。
また、この記事では他の廃墟マニアの方がよく撮影しているスポットを割愛しました。(というのも明らかに写真のクオリティ敵わないですしね……)
鬼怒川廃墟群でシャッターに着目した記録として少しでも皆様の記憶にひっかかれば大変嬉しいです。